こうしてはじまったメールのやり取りが続くうちに、伸行は直にひとみと会いたいと提案するが、メールの時とは一転ひとみは乗り気でないようで……
図書館内乱のコラボレーション作品、レインツリーの国。図書館内乱でのある事件の発端となった物語で、直球どストレートの恋愛ものでした。ここまで余計な装飾なしの直球のお話を読んだのが久しぶりで、無駄に心拍数が上がって読むのに疲れましたが、良かったです。
伸行のオトコマエさとひとみの葛藤に身悶えすること必死。主にメールでのやり取りで進んでいく非常にシンプルな作りなだけに、ぐっとくるものがありました。細部まで非常に丁寧に描写されていて、派手さはないものの、それだけにずっしりと残ります。
そして、伸行の直球さには思わずドキッとしてしまいますね。あそこまでとことんぶつかっていけるのは真のオトコマエだなぁ、と。ついでに、関西弁丸出しでのメールというので非常に身近に感じたのもあるでしょうが(笑)。地上最強の言語河内弁には思わず笑ってしまいました(作中の伸行の言葉はずいぶんソフトな関西弁ですよね……、河内弁ではない私のほうがきつい関西弁だ……)。
レインツリーの国
有川浩
新潮社(2006.09)
ISBN:4-10-301871-2
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レインツリーの国<有川浩>-(本:2008年8冊目)-
レインツリーの国
出版社: 新潮社 (2006/9/28)
ISBN-10: 4103018712評価:86点
(ネタバレあります)
中学生の頃に読んだ忘れられない本。
ネットでその本を検索しヒットしたサイトの感想文があまりにも心の琴線に触れたため、主人公の「伸」は思わず相手にメー…

