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英国花嫁組曲 アディントン家の恋する三姉妹 / 花衣沙久羅

貴族の端くれアディントン家の長女アリスは途方に暮れていた。急逝した父の残した財産は残った家族を養うどころか支払うのに困る額の借金だったからだ。借金を返済し、なおかつ残った家族を養うためにとアリスは苦手な舞踏会に出席し、貴族の中でも当代一といわれる資産家の花嫁の座を狙うことにする。

各所でちょっといい評判を聞きましたので、追加購入でチャレンジしてみました。ずーっとコバルトBL畑の方と思いこんでいたので手を出さなかったのですが、食わず嫌いは良くないですね。表紙からも連想できるような、とてもかわいらしい三姉妹の恋物語でした。

19世紀のイギリスの貴族社会を舞台に繰り広げられる三者三様の恋模、非常にロマンティックで好みです。家族のために資産家の嫁の座を狙う長女(ただし、本人はかなりおっとり目なので嫁の座を狙うという言葉が似合わない)、少し年の離れた伯爵家に嫁ぎ貴婦人らしい生活を夢見る次女(友人の姉のお陰で多少耳年増)、役者の青年と運命的な恋に落ちる四女(行動力は随一)と各種あらすじを聞いただけでなんとロマンスに溢れているのだろうと(笑)、いろんな意味でワクワクしてしまいそうになるお話でした。一番好きなのは次女のお話かなぁ。いろいろあるとはいえ、ダンナがツボでした。

え、もうかいな?と思わず突っ込んでしまうほどの”目があった瞬間に電波をキャッチ”のごとくの運命の出会の連続に思わず感心してしまいました。きっと、これも血筋。
短編(中編?)集ということもあり、展開がひっじょうに早いです。本自体も結構薄いなので、なんだか若干物足りないなーと感じてしまうほどさらっと終わってしまったり。個人的にはもうちょっとじっくり型のお話の方が好きなんだけど、たまにはこういう激流系のお話も良いものです。

img英国花嫁組曲 アディントン家の恋する三姉妹
花衣沙久羅/早瀬あきら(イラスト)
集英社コバルト文庫(2007.10)
ISBN:978-4-08-601082-5
bk1/amazon/boople

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