宝塚-雪組 / シルバー・ローズ・クロニクル

素人の観劇日記宝塚, 雪組

雪組のシアタードラマシティ公演「シルバー・ローズ・クロニクル」を見てきました。
最近雪組さんの中でも一番イチオシの彩吹さんが主演ということで大変楽しみにしていたのですが、期待を裏切らず彩吹さんがよかったので満足です~。
タカラヅカの主人公が、庶務課の冴えない事務員って!(もちろん裏の仕事とかそういうのも何もない)と私が見たタカラヅカ史上最弱の主人公にいろんな意味で衝撃でしたが、その地味なところが非常によかったです。滅多に見られない光景だけに、楽しかったです。

いつも通りの感想は続きに


前半は笑いました。本気で笑いました。地味目の事務員エリオット君が奮闘する姿に非常に笑いました。いやー、めちゃくちゃかわいいですよエリオット君!後半も若干笑えるんですが、この公演の重要な部分はやはり前半です。エリオット君の純真な面に心打たれます。アナベラのために奮起するエリオットがだんだんかっこよくなっていくところもよかったですね。半分だけ裾の出たシャツ(タカラヅカの主人公なのに……)もすばらしかったのですが……。
一方ヒロインのハーフヴァンパイア・アナベラも「かわいらしい」という形容詞がぴったりの女の子で、エリオット君とお似合いだなぁと思わず和みそうになりました。アナベラは最初にお兄ちゃんと歩いているシーンがよかったですね。萌えます。ただ、ヴァンパイアメイクが若干野暮ったいというかしもぶくれと見えるというかでなんか残念だなー、と。不健康なところとかがだめだったのかなぁ、せっかくかわいらしいのにちょっともったいないなぁと思ってしまったところが残念。

そして今回、エリオットの笑えるところ以外によかったのは、後半のエリオットとお兄ちゃんヴァンパイア・クリストファーのタンゴのところ。彩吹さんと凰稀さんのデュエットタンゴなんですが、非常にいろっぺー(笑)。めちゃくちゃかっこいい!男役さんどうしのたいへん目の保養になるタンゴでした。

ストーリーには若干疑問の余地もあり、大満足というわけでもないのですが(いきなりの社長のえええ、というような秘密やなんやらとか)、それ以上にかっこいいタンゴとおもしろい彩吹さんが見られたので大満足です。