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流血女神伝 喪の女王2 / 須賀しのぶ

追撃者を振り切ってイーダルの館から逃げ出したカリエは逃亡中に千人目のクナムを出産する。周囲の予想に反して女児であったその子にカリエはセーディラと名付け、落ち着いたのも束の間セーディラを守るためにエド、サルベーンと共に再度の逃亡生活に入る。そんな中、一行は森で遭難していた貴族の親子を助ける。
一方、ユリ・スカナでは王太子であるネフィシカの婚礼の準備が着々と進められていた。ネフィシカが結婚相手として選んだ男は薬にも毒にもならないような男だったか、彼と会ったイーダルは……

来月(とはいってももう4日後)に最終巻が出るというので今まで(あえて)溜めていた既刊分を着実に消化しよう週間に突入してみました。この巻にいたっては2年前です。よく積んでいたものだとちょっと自画自賛。私の読書スピードでは発売日までに読めないことは確実ですが、とぎれなく読めそうなのは幸せなことです。
私の適当な読書感想文によると、喪の女王1巻までは読んでいたらしいのですが全くもって記憶にないので1冊目の流し読みからスタート。そういえば、イーダルの超美女な女装だけは記憶がありました。なんという所だけ覚えてるんだこの脳みそ。

で、簡単な感想。
このシリーズ最終章は、「女神」や喪の「女王」だしで「女達の戦い」なのですね、と実感した内容でした。1冊目読んだときは何とも思わなかったのですが、2冊目を読んで確信できました。いろんな形の戦いがあるのですが、地が若干ギャグキャラに傾いているカリエを除いては総じて大変シリアスで怖い展開です。
特にネフィシカは怖いなぁ。いわゆる「まとも」な部分と壊れてしまっている部分が表裏一体となっているだけに今後どうなるか非常に心配です。最後のあの爆弾発言もあちゃーな感じでしたし。
グラーシカの戦いについては、彼女が大好きなのでもうただただ応援するばかりです。ルトヴィアが非常に不安定な状況の中、どうなるのでしょうかね。

そしてそんな怖い女達の戦いの中、エドとサルベーンには何故か癒されました。あの二人のコンビってここまで笑えただろうか、と思いながらも、今回少し片鱗を見せたエドのお父さん振りが非常に楽しみです。

流血女神伝 喪の女王1

img流血女神伝 喪の女王2
須賀しのぶ/船戸明里
集英社コバルト文庫(2005.11)
ISBN:4-08-600666-9
bk1/amazon


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