プリンセスハーツ第2巻は曰くありげな愛妾候補オルプリーヌが引き起こす騒動の序章でした。
愛妾騒動のまっただ中にいるルシードのトホホぶりが光った巻でもありましたね。戦場にいるとあそこまで生き生きとしているのに、帰ってきた途端この始末。やっぱりいつまで経ってもトイレが友達……。ジルにしてもルシードにしてもお互いに自分の心に正体不明の感情を抱えているので(読んでる方からすれば一目瞭然なんですけどねぇ)、いつその気持ちの名前に気付くんだろうかと今から楽しみで仕方がありません。そこまでの過程が楽しいんですけど、さっさと気付けよ!と思わず突っ込みたくなります。
サブタイトル通り、両手の花-ジルとオルプリーヌ-にはそれぞれ強烈な棘がありますが、読者としてはオルプリーヌの正体がまだ不明なだけに、彼女が大変不気味です。ジルがわかってもこっちは全然わからないです、というラストなので、続きが大変楽しみです。
あと気になったのはドラコーン一座のレジ様かな……まさかここでドラコーンが拝めるとは(名前だけですが)。凶悪なところで終わっているあのシリーズ、続きこっちで出ないかなぁと念を送っておこうと思います。
プリンセスハーツ~両手の花には棘がある、の巻~
高殿円/香代乃
小学館ルルル文庫(2007.12)
ISBN:978-4-09-452036-1
【bk1/amazon】
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