風の王国 金の鈴 / 毛利志生子

本の感想, 作者名 ま行毛利志生子

ラセルの家出騒動が落ち着いたのもつかの間、城ではケレスの「ある計画」を進めるためにリジムが忙しく立ち回っていた。そして、ケレスの計画が実行される段階に入り、リジムはいよいよ戦にでる準備を始める。


ラセルの家出決着編と翠蘭の出産編、そしてリジムの出兵編の三本柱で展開された物語でした。前回はラセルの家出にこの先どうなるの?と聞かずにはいられない幕引きでしたが今回は最後の最後の一行に続きがめっちゃ気になるんですけどこれとは叫ばずにいられない終わりでした。

ということで、感想書くにも非常に書きにくい、ので雑感をリストアップ(感想書くのをあきらめたともいいます)。
・うさんくささばかりが目立っていたケレスの好感度アップ。今回はふつうに好青年でしたよ。おかしいなぁ。
・ロナアルワが結構なキーパーソンのような描写ばかりで非常に気になります。
・各所に散らばる不吉な表現がさらにつらい展開を予想させてくれます。ミスリードだったらいいんだけどなぁ。
・ラセルたち子供組になぜか和んだ。
・犬活躍しすぎ。
・プロジェ○トXのような灌漑大作戦は好きだ。

以上、続きが非常に気になりますので続刊を心待ちにしたいと思いますが読みたくないようなそんな気もしてしまうという非常に困った心境です。

img風の王国 金の鈴
毛利志生子/増田メグミ(イラスト)
集英社コバルト文庫(2007.12)
ISBN:978-4-08-601099-3
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