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『サウザント・メイジ』シリーズ / 佐々原史緒

魔導アカデミー開闢以来の天才美人女魔導士(自称)オニキス・ドーナは超難関の魔導団への入団を控え、前途洋々たる未来に一歩踏み出そうとしていた。しかし、アカデミーの重鎮の口先三寸に乗せられ戦犯魔導士を追う王立連合捜査団に就職することとなってしまう。そんなオニキスの相棒は生きる伝説の賢者のハイ・エルフ、アダマス。とても賢者とは思えないアダマスの言動に振り回されっぱなしのオニキスの苦労の日々は続く。

何かとよい評判を耳にする佐々原さんのデビュー作『サウザント・メイジ』シリーズ全三巻(賢者なんて大キライ!/魔導士なんて損ばかり!/捜査団は大騒ぎ!:リンク先はamazon)をとりあえず一気読みしてみました。

気の強い若手実力派女魔導士の一人称(ツッコミ)が主人公ということで、スレイヤーズなんて思い出したりしてみてちょっとノスタルジーに浸りかけましたが、なかなかにおもしろかったです。距離・空間を無視して血族を召還することにより戦うというアダムスのルール破りの戦法がすごいと思いました。

オニキスと色ボケおとぼけのアダムスのやりとりはおもしろいんだけどなんかちょっと好みじゃないなぁというところがあって、一冊目と二冊目中盤くらいまではまあ全三冊だし全部読んでみようかなぁくらいの心意気だったんですが(失礼)、二冊目中盤以降からシリアス展開に加速がかかり読むのを止められなくなりました。このシリーズはコメディが基本だとは思うんだけど、コメディ部分が味があるだけに、シリアスパートが引き立ちますね。
何のかんのいって強い絆で結ばれたオニキスとアダムスの信頼関係がよかったです。そしてオニキスとアダムスの曾孫セレナイト、玄孫ルビィの三人のコンビプレーが好きです。

次はこの世界を舞台にした『トワイライト・トパァズ』シリーズかな。トパァズは名前だけは出てきてたのでアダムスの血族、ということなんですよね。楽しみです。

img賢者なんて大キライ!
佐々原史緒/まりお金田(イラスト)
ファミ通文庫(2001.05)
ISBN:4-7577-0402-X
amazon

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