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9S 1~4巻 / 葉山透

狂気の天才科学者・峰島勇次郎が残した数々の「遺産」。その中でも特に厳重に「管理」されているのは峰島勇次郎の知識を受け継いぎ、そして驚異的な頭脳を持った一人娘の由宇だった。光も当たらない地下深くに隔離された由宇が地上に出られるのは、勇次郎の遺産に絡んだ事件を解決するときだけ。
一方、勇次郎の遺産と距離を置き、世界を裏から情報で牛耳る真目家。その真目家と少なからず関わりを持つ少年・坂上闘真は勇次郎の遺産の産物である「スフィアラボ」でバイト中事件に巻き込まれ、由宇と出会うことになる。

とてもおもしろいと評判の9S、とりあえず一冊目よんでおもしろくて、2冊目読んでふむふむとして、3冊目読んでこれってめちゃ途中で切れてるやん!と4冊目まで読んでみました。どれもこれも結構分厚くてそれなりに読むのに時間がかかりましたです(読むのがそんなに早くない)。

さて、感想ですがたしかにこれはおもしろいなぁ、と。超人由宇ちゃんとふだんはぼけぼけ裏の人格のスイッチ入ったらとても怖い闘真の微妙な距離感と、二人の距離が徐々に縮まっていくところはよかったですし。闘真を一途に慕うものの実際はやり手の妹・麻耶の芯の強さは大好きだし。性別不明な伶さんのクールビューティーさにはしびれますし。伊達さんはしぶいおっさんだし。八代さんの飄々っぷっりはなかなか素敵だし。そして一筋縄ではいかない敵味方の勢力図は結構おもしろかったです。
しかし、個人的に言うととある点(*1)が若干不足してたのと、とある点(*2)が個人的な許容量を遙かにオーバーしていたのが非常に残念でっ!というか、特に許容量オーバーの方は正直きつかった。続き読むのをためらう程度にきつかったです。本編からがらりと雰囲気が変わるらしい短編集なら読めるかなぁと思うのですが、この調子なら私続きはちょっと無理です……。由宇と闘真のその後も気になるんですが、ねぇ。生理的なモノはいかんともしがたいような。

というわけで、とある点(*2)が気にならないというかむしろばっちこい、な人ならすごく楽しめるんじゃないかなぁと思います。

とある点(*1)
:いわゆるひとつのトキメキポイント。いろいろいろありましたが押しがたりん。
とある点(*2)
:いわゆるひとつの(私基準で見ると)グロイところ。ほ乳類を超えた進化だとか、頭落とされてもまだ動いて戦うだとか、死んだと思ったのにグロくなってまだまだ戦えますだとか、人がゴミのようだ(byムスカ様)のように殺されていくというのはとても苦手です。

書誌情報は代表して第1巻で。
img9S
葉山透/山本ヤマト
電撃文庫(2003.09)
ISBN:4-8402-2461-7
bk1/amazon

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