Home > 作者名 た行 | 本の感想 > 花咲く丘の小さな貴婦人 それは青いすみれの季節 / 谷瑞恵

花咲く丘の小さな貴婦人 それは青いすみれの季節 / 谷瑞恵

ヴァレンタインの季節、エリカからカードを入手しようとあの手この手を繰り出すジェラルドだったがエリカは全く気付く様子もなく、それどころか友人に渡すのを頼まれたというカードを渡してくる始末。これが原因でエリカとジェラルドの仲はこじれるが、エリカの誕生日にジェラルドが取った行動が二人の関係に大きな変化をもたらす。

トップスピードでとばしまくるジェラルドに脱帽。一冊目からエリカを学校になじますために心を砕きつつも「好きな子ほどいじめたい」路線をひたむきに突き進み、端から見ればエリカ好きオーラをだしまくっていたジェラルドですが、ここまであからさまではっ!今回は最初からジェラルドが各種権力を駆使しつつアクセル全開だったので、ごろごろ転がりながらニヤニヤ読んでました。疲れた。青春っていいものですね。とてもよいものを読みました。ありがとうございます。

ジェラルドの従妹・レベッカの登場(というよりむしろやる気満々のレベッカ母)により、ジェラルドとエリカの関係が大きく前進した今巻、お互いの思いがすれ違い、そして最後は……と何ともすばらしい展開でした。赤毛派的にはむふふ展開の連続でしたが、少し明かされた謎の包まれた金髪王子様の心の内を知ると、王子様もちょっといいかもしれないと転びかましたが(とてもわかりやすい人間なので)やっぱり赤毛です。二人のむふふなやりとり以外にも、女子校サイドの「友情っていいなぁ」的な女の子の友情や、校長として祖母としてエリカに助言をするおばあさまの思いやりなど、各所にきゅっとくる場面がてんこ盛りでした。
当時としては結ばれるにはとても大きな障害であるこの身分差、二人ならきっと乗り越えていくんだろうなぁと思わせるなんとなくキリのいいラストだったのですが、後書き見た限りはもうちょっと続くかもですね。ある程度のもっとキリのいいところまで行ってくれることかと思いますので、とても楽しみです。

img花咲く丘の小さな貴婦人 それは青いすみれの季節
谷瑞恵/春日桃子
集英社コバルト文庫(2008.07)
ISBN:978-4-08-601185-3
bk1/amazon


Related 10 (or less) posts:

  1. 伯爵と妖精 真実の樹下で約束を / 谷瑞恵
  2. 伯爵と妖精 愛の輝石を忘れないで / 谷瑞恵
  3. 伯爵と妖精 永久の想いを旋律にのせて / 谷瑞恵
  4. 伯爵と妖精 白い翼を継ぐ絆 / 谷瑞恵
  5. 伯爵と妖精 魔都に誘われた新婚旅行 / 谷瑞恵
  6. 伯爵と妖精 誓いのキスを夜明けまでに / 谷瑞恵
  7. 伯爵と妖精 誰がために聖地は夢みる / 谷瑞恵
  8. 伯爵と妖精 紅の騎士に願うならば / 谷瑞恵
  9. 伯爵と妖精 紳士の射止めかた教えます / 谷瑞恵
  10. 花咲く丘の小さな貴婦人 林檎と花火とカエルの紳士 / 谷瑞恵

Home > 作者名 た行 | 本の感想 > 花咲く丘の小さな貴婦人 それは青いすみれの季節 / 谷瑞恵

Search
Feeds
Meta

Return to page top