はじめての宝塚

素人の観劇日記宝塚

先日行いましたアンケートにて、「宝塚を一度生見てみたいです」という男気溢れるコメントを複数いただいたので調子に乗って「初めて宝塚を見に行くにはどうすればいいのか」という、はっきりいってどうでもいいエントリーを立ててみたいと思います。

なお、最近結構宝塚をまじめに見てますが、基本とてもミーハー観劇でアホ丸出しなのでそれほど深い内容にはなりません。また、東京は見に行ったことがありませんので宝塚大劇場で見るにはどうしたらいいかという内容になります。私個人の主観と独断と偏見も入りまくりです。あしからず、ご了承ください。あと、長文がとても見苦しいのに長いですすいません。

≪ステップ1:テレビでふれあってみる≫
これは見られる環境にあることが前提なのですが、WOWOWでやってるみたいです。WOWOWを見られるのであればどんなもんかいなと一度見てみるのもいいかもです。
そして、BSが見られるのであればたぶんどなたでも見られるBS12の宝塚ドリーミングシアター。日曜の夜7時と土曜のお昼1時より。
ショーをやることの方が多いのですが、たまにお芝居もやってますね。
でもって、BS hiで土曜の朝にたまーにやってます。年末はBS2で約1週間ほど宝塚特集をやるはずです。NHKはフル(お芝居+ショー)なのでめいっぱい楽しめます。

このテレビでふれあう事の問題点は「ショーしか見られない」可能性があるということ。個人的な体験からなのですが、初めて宝塚を見たときに理解しやすいというかわかりやすいのはやっぱり「お芝居」の方だと思うのです(ショーのおもしろさというか良さを理解し始めたのは数回見た後だった私)。ショーはとてもきれいなのですが、なにぶんよく分からない事が多くて。なので、初めて見るときはまず「お芝居を観よう」と思って見ていただければと。


≪ステップ2:生で見に行くことを決意する≫
ステップ1はすっ飛ばしてもいいと思うのですが、いよいよ生で見に行く段取りです。

①周囲に「宝塚を見に行きたい」と漏らす。
タカラヅカ好きを隠している人もいますので(含む:私。職場でカミングアウトする機会がない)、うまくいけば釣れます。喜んで連れて行ってくれると思います。釣れたら後は演目等全て任せておいたらいいと思います。

②自力でがんばる→ツアーに参加する
わりと近いところに住まれている方については次の③でご説明しますが、ちょっと遠い所に住まれている方はバスツアーなんかどうかな、と思います。利用したことはないのですが、検索すればわりとでてくる……かな→例:阪急交通社主催のやつ

③自力でがんばる→チケット手配からやってみるよ
宝塚大劇場での公演の場合は、よほど人気公演(海外ミュージカルとか、トップスターの退団公演とか、初日千秋楽とか)でない限り、当日券でも余裕で入れたりします(御参考:宝塚歌劇の当日券情報)。休日はもしかしたら危険かもしれませんが、平日はたぶん確実……。なのでふらっといってみて当日券で入るのもありと思うのですが、不安なのであれば各種プレイガイドで前もってチケットを買っておくか、宝塚歌劇インフォメーションセンターに電話してチケットを確保しておく(観劇日の前日まで?)のがよいと思われます。宝塚に電話して買うとある程度席の指定ができるので結構オススメ。
公演時間等によって客の入りが違います。休日の狙い目は「休み2日目(=日曜)の15時公演」。11時公演の方が人気あるらしく(私も翌日のことを考えると11時の方が好きだ)、15時公演の方が空いてるのではと思います。
特殊な演目を見るのでない限り、大劇場で見る分にはオークションとかに手を出す必要はないかと思われます(私オークションは利用したことない)。


〔余談1:どの公演をみたらいいのかな?〕
初めて見に行く公演はとても大事です。もう一度見てみようと思う公演を是非見ていただきたいと思います。
私が独断と偏見でオススメするのは「コスプレ時代物(欧米がベスト)のお芝居とショーの組み合わせ」のやつ。これ最強。戦争物や現代物もいいとはおもうのですが、「タ・カ・ラ・ヅ・カ!」という雰囲気を味わうにはやっぱりコスプレ時代物が一番だ思うんですよねぇ。あと、時点は「ラブハッピーっぽい近代物」。具体的に言うと次の宙組大劇場公演系かなぁ。あとは、有名なものを題材にしているやつもわりとすっきり理解しやすいと思います(具体例:次の月組公演は源氏物語です)。
お芝居(ミュージカル)+ショーの順番・組み合わせのものをオススメするのは、やはり初めて見る分にはお芝居のほうが理解しやすいから。脳をお芝居でタカラヅカモードにしてからショーにはいるとわりにしっくりくるというのが数年に一度ヅカに引っ張って行かれる我が友の言です。私も最初はそうでした。今じゃショーだけ見ても普通にきゃーとのめり込めますが。
そして外れがあんまりないように思われるのはいわゆる「海外ミュージカル輸入モノ」。ただしこれ、場合によってはとても手に入りにくいので考え物です(夏にやってる(2008年現在)梅田のやつが海外ミュージカル率高いですが、こちらはわりと手に入りやすいっぽい印象)。でも、階段が物足りないので是非大劇場で。


〔余談2:座席はどこがいい?〕
私は1階が好きです。2階は全体が見られてそれはそれでいいのですが、臨場感は1階の方がすごいので、2階の真ん中より1階の端かなぁ、と思います。いやでも真ん中の超良席で見られるなら2階でも(優柔不断)
プレイガイド(ネット)で買うと何の前触れもなく2階になったりするので、そういう意味では確実に1階か2階がわかる宝塚の電話購入がいいかなぁ、と。プレイガイドの窓口なら買うときに分かるかもしれませんが、ぴあはなかなか競争が厳しいから発売日以降に買えるかどうかよく分からないので……。


≪ステップ3:さて見に行くぞ≫
ステップ2で①タカラヅカズキーにナビしていただけるのであれば、その人について行ったらいいです。
②のバスツアーもまあ言われたとおりにすればいいのではと。
③の自力購入の場合は電車乗っていくと思うんですが、梅田(大阪駅)経由ならJRに乗り続けるのではない限り阪急がいいのではと思います。阪急は若干ラグジュアリーな感じの車両なので(いすのスプリングが他社より明らかにいい)、阪急電車に乗って宝塚に行くと何か特別な気分になります。梅田駅から阪急宝塚駅までは35分くらいなので、開演1時間前くらいに梅田を出る電車に乗ればいいと思います(宝塚行きの急行が10分に1本出てるので乗り過ごしてもまあ大丈夫)。当日宝塚チケットカウンターでチケットを引き取る場合はもうちょっと早めに。
宝塚駅から大劇場までは人波(ほぼ女性)について行けばいいのでまず迷いません(というか、ほぼ一本道)。駅に降り立った時点ですでにタカラヅカははじまっていると感じ取られる方が多いようです(この前初めての人を連れて行ったときの感想)。

舞台の構成は通常であれば「お芝居1.5時間+休憩30分+ショー1時間」。変則的なものもありますが大概これ。詳しくは公演中は公式サイトのニュースのあたりにのっているので確認されると良いかと思います。

さて、実際はじまったらもう見るしかないと思うのですが、他のお芝居やミュージカルに比べて拍手が多いです。どうやら拍手のタイミング(スターが登場したらとりあえず拍手)というのは決まっているらしいので真似して拍手しとけばいいと思うのですが、私は未だにこのタイミングが理解できない(というか、やらんでいいよなぁここではと思う)所があるので拍手しないことも結構あります。みんなが拍手しているからと言って絶対しないといけないこともないと思うので、最後の最後の拍手さえ逃さなければ後は気分と周囲の状況に合わせて拍手をしておけばいいと思います。
あと、異様にオペラグラス率が高く「オペラで追いかけるのに必死で拍手なんてしてられないわっ!」という人が結構いるので、拍手しないからといってつまはじきにされることはないと思います。
オペラグラスに関しては、初めての観劇の時はいらないんじゃないかなーと思いますが、気になる方は劇場でレンタルすればいいと思います(レンタル料500円・返ってくる保証金1諭吉円)。


≪ステップ4:発売日にチケットを買ってみようと思う≫
もうここまでくると「はじめて」じゃないと思うのですが、発売日にチケットを買うとき。
宝塚大劇場公演の一般発売日開始日は公演開始の約一ヶ月前の土曜日なので、(タカラヅカスキーでない限り)意識していないといつの間にかはじまってます。
私は友の会で買えなかったときとかにネットで買うために奮闘します。ネットで買える場所、詳しくはこちら→宝塚大劇場 プレイガイドでのお求め
あと、上記リンク先には乗ってないんだけどCNプレイガイドでも買えたような気がします。
ネットで買う場合はぴあ以外かなぁ(ぴあで買えたためしがないのでもうチャレンジすらしない)。発売開始(10時)からパソコンにへばりついていたらまあ買えます。


ここまで読めばタカラヅカも怖くありませんね。私も初めて自力でチケットを買ったときはとてもドキドキしたものです(遠い昔)。一応、自分が初めて買ったときにちょっと疑問に思ったこととかそこらへんを超適当にまとめてみましたが、偉大なる第一歩をふみださんとされている方の助けに少しでもなると幸いです。何か追加での疑問等ありましたらお気軽にー。