今年の7月に発売された荻原さんの新シリーズをようやく読みました。タイトルとサブタイトルと表紙からどんな話なのかうまく想像できなかったのですが、読んでいくうちになるほど、と。絶滅危惧種に近い「女の子」が地元の暮らしにしがみつきたいと思う一方で、自分の預かりしれないところで何かが動いているのは嫌だと思うようになり、はじめて「都会」に足を踏み入れたりしていろいろ騒動が起こるお話。
うまくいえないんだけど、中学生くらいの子が抱える悶々とする自分への未来への不安とかそこら辺がやっぱりいいなぁと見守りたくなる心境です。泉水子の地元へ残りたいけど……という感情もとても分かる。でも、それを振り切って一歩を踏み出した彼女の強さが良かったです。そして、自分に自信のない泉水子にいらいらして態度がきつくなるけど、泉水子が前に踏み出したらそれを応援するという深行はとてもヒーローポジションだ。とても好物でございます。
「はじめてのお使い」で一歩踏み出した二人ですが、次は東京の高校編でしょうか?日本だけでは終わりそうにない旨のほのめかしもちらちらされており、どこまで話が広がるかが楽しみです。
RDG レッドデーターガール はじめてのお使い
荻原規子
角川書店 銀のさじ(2008.07)
ISBN:978-4-04-873849-1
【bk1/amazon】
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