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霧の街のミルカ 忘れられた花と人形の館 / 青木祐子

ロンドンの職業斡旋所から話し相手(コンパニオン)としてバクスター家に派遣されたミルカは、結婚を控え屋敷に閉じこもっているご令嬢キャロラインの心をほぐそうと奔走する。年若い執事スティーヴンをなんとか企みに巻き込み、キャロラインとその婚約者ロイドの秘密に迫るミルカであったが……

20世紀初頭のイギリスでコンパニオンとして派遣された元気な女の子がお屋敷の謎に迫るお話。青木さんの描かれるとても元気で前向きなヒロインというのはとても新鮮でした。しかし行動力のある子だな、この子……。
登場人物の立ち位置が二転三転していくミステリーっぽい所は想像もつかないものでとても気になる展開だったんですが、謎がだいたい明かされたくらいからはとても暗くてどろどろです。ミルカが元気なだけに沈み込むことはなかったのですが、どろどろー。端々に語られるところからハッピーな未来にはならなさそうだとは思っていたんですけど、ちょっと苦手かなぁ。
ただ、ミルカとスティーヴンのでこぼこコンビは結構気に入ってたり。次以降スティーヴンが絡むのは難しいかな?続編が出るのであれば、できればこのままでこぼこコンビでお屋敷を渡り歩いてほしいなぁと思うのですが。
ミルカの背景などはほとんど明かされなかったのと、登場人物でよい位置を占めているわりには登場ちょっとの所長が惜しいなぁと思うので、続きがあるならそこら辺に期待。

img霧の街のミルカ 忘れられた花と人形の館
青木祐子/佐倉夕
集英社コバルト文庫(2008.10)
ISBN:978-4-08-601219-5
bk1/amazon

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trackback from 空夢ノート 08-10-23 (木) 21:08

『忘れられた花と人形の館  霧の街のミルカ』の感想

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