バカとテストと召喚獣2 / 井上堅二

本の感想, 作者名 あ行井上堅二

前回の召試戦争に敗れて以来、さらに劣悪な環境となってしまったF組。そんななかクラスの清涼剤的存在・姫路さんの転校の噂がささやかれる。憧れの姫路さんのためも教室の修理のために立ち上がった明久は、悪友・雄二とともに文化祭の目玉でもある試験召喚大会に出場する。そして、クラスの出し物での売り上げを元に設備の改善をはかるため、F組は中華喫茶を企画運営することになる。


バカテス二巻目は文化祭での試験召喚大会と、中華喫茶のお話。
前回より召試バトルが面白くなってて熱かったです。F組の、そして「観察処分者」であるということを生かした明久の戦いがおもしろいです。決勝戦では何の目の錯覚かと思いました(明久がかっこよくて)。
一方の中華喫茶パートは……これが噂の「性別:秀吉」!たしかに秀吉は秀吉以外の何者でもないなぁと妙に納得した次第です。とある目的から一致団結してクラス一丸となってというF組ならではの団結力がいいですねー。

ラブコメ面では明久を巡る三角関係も面白いんですが、個人的には雄二と霧島さんがツボです。なんか一巻から妙に達観している感がある雄二が振り回されているのが面白いし、なによりなんか良くないですかこの二人?

imgバカとテストと召喚獣2
井上堅二/葉賀ユイ
ファミ通文庫(2007.05)
ISBN:978-4-7577-3505-7
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