文学をこよなく愛す文芸部の部長天野遠子と、遠子の唯一の文芸部員で遠子の「おやつ係」となっている心葉の物語「文学少女」シリーズの短編集。どれもこれも甘い恋からえげつない恋まで取りそろえた甘くて苦い恋に関する短編集でした。遠子の弟分の流人の話のインパクトが強すぎて……なんといいますか、愛憎は紙一重。
実は、(感想の順番は逆ですが)最終話読んでないんですけど読んでなくても大丈夫だよーという怪電波を受信したような気がして読んでしまいました。所々本編の最後まで読んだらきっと感慨深いんだろうなぁという部分がありましたが、なんとなーくラストはこうかな?と思ってしまう所もありましたが、直球ネタバレなかったのでまあいいや(そして直球でない限りあんまり気にしないので)。
結構テンションの高いコメディ調の話もあれば、しんみりと読ませる話もありバラエティにとんでいました。柔道部の部長の話とかボート部関係とかも好きですが、個人的に一番好きなのはゲストキャラの繰り広げる恋物語。青春の甘酸っぱさがとてもすばらしいです。長編もいいけど短編のこのノリの良さもとてもいいかもしれない、と思った短編集でした。
“文学少女”と恋する挿話集1
野村美月/竹岡美保
ファミ通文庫(2009.01)
ISBN:978-4-7577-4578-0
【bk1/amazon】
Tag(s): 野村美月
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