文学少女シリーズの最終巻。遠子と流人の過去が明かされ、ほろ苦く、そしてやさしい物語でした。
下巻の中盤までは流人・竹田さん陣営の十重二十重に張り巡らされた罠に本気で恐れおののいてしまいました。この二人のタッグは怖すぎる……。元気な時じゃないとこれ読めない……。
そして、少しずつ明らかになる遠子の親世代の真実と、残された断片から心葉が語る「物語」。ネタ本との毎度ながらの見事なシンクロ具合に思わず身震いしてしまいました。心葉が最後にヘタれずに語った姿はとてもとても格好良かったです。
前巻で語られたことから少しは覚悟していたものの、うわ、これ切ない、切なすぎる展開だ(主に遠子先輩の選んだ道と琴吹さんのポジション)と思っていたら最後の最後の落とし方に笑ってしまいました。……いや、すばらしい終わり方なんだけどそう来るか~というような。とにもかくにも、最後の最後までとても楽しむことができました。
“文学少女”と神に臨む作家(上)
野村美月/竹岡美保
ファミ通文庫(2008.05)
ISBN:978-4-7577-4173-7
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“文学少女”と神に臨む作家(下)
野村美月/竹岡美保
ファミ通文庫(2008.09)
ISBN:978-4-7577-4371-7
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