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霧の街のミルカ 円卓の乙女とただひとりの騎士 / 青木祐子

話し相手(コンパニオン)を生業とする好奇心旺盛な少女ミルカの次のお相手は、美人だがとっつきにくい資産家のご令嬢ローズマリー。ローズマリーは親友のクラリスとそのコンパニオン・ニノと三人で「アヴァロン」と呼ぶ塔の中でアーサー王伝説になぞらえた不思議な遊びをしていた。アヴァロンではクラリスの兄がなぞめいたメッセージを残し少し前に行方不明になったことから、ミルカはその謎を解こうとするが……

ミルカとスティーヴンのつかず離れずの距離にとてもニマニマした。と思ったらそこで所長!

イギリス版家政婦は見た!的なコンパニオンの女の子が奮闘するお話第二弾。根底に流れる空気はちょっと言葉に言い表せない暗いモノを感じるんですが、一冊目ほど陰々滅々の風が吹きすさみ展開暗っというほどでもないのでさくさく読めました。中盤あたりからなんかこれ主犯はただはた迷惑なだけな人ちゃうんか?と思ってたら実際にそうだったので驚きだ。

ご令嬢たちのアヴァロンの謎も思わぬ急展開で面白かったんですが、スティーヴンの実直で有能な従僕ぶりがとても素敵でした。やっぱりイギリスは執事ですフットマンです。ミルカとのつかず離れずの微妙な関係にくーっとなったり、休日にお出かけするまでの仲の良さに!と見守る気分になったり、連絡を取る(かもしれない)と言い出したりととてもいろいろ盛りだくさんだったんですが、最後のエピローグでえらいことになりましたね!というかあの人酷いですね!性格悪いですね!

あんなエピローグから次は三人に焦点が当たると言うことなので、とても楽しみです。……ミルカはミルカで自分のことになるととても鈍感そうなのであんまり進展しなさそうですが……。

霧の街のミルカ 円卓の乙女とただひとりの騎士
青木祐子/佐倉汐
集英社コバルト文庫(2009.04)
ISBN:978-4-08-601276-8
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