眠れ、蒼く深き海の底 幻獣降臨譚 / 本宮ことは

本の感想, 作者名 ま行本宮ことは

ケルベロスの契約の門から名も知らぬ南海の孤島に飛ばされたリアラは、契約の門の秘密に気付き、今よりましな場所を目指すべく近くにあるはずのリヴァイアサンの契約の門を探す。一方、アランディではウィーダの手引きによりシェナンとライルが久しぶりに顔を合わせた。

王子ルート確定?かな?

幻獣降臨譚本編12冊目。話が進んだよーなすすんでないよーな所ですが、ひとまず邪悪な宗教組織のケルベロスの門に飛ばされて→リヴァイアサンの門をくぐって→また邪悪な宗教組織の本拠地に戻ってきた、ところ。あんまり進んでないですね……。

アリアが少しずつ近づいている世界の謎関係は微速前進でしたが、シェナン関係はかなり前進しましたね。というかもうこれ王子ルート確定フラグですか?これで王子ルートじゃなかったらあとはひとりで強く生きましたルートしか思いつかないんでが(ひとりルートに負けるライルルート)。序盤の頃を思うと、アリアも王子も成長著しいのでお似合いだとは思います。王子の成長を考えるといい男になりすぎて涙を禁じ得ません。

しかし、そんなふたりの周辺はきなくさいもの人たちがたくさんで。王子のお付きの人とか。アリアは無事彼らを助け出すことができるのか、とか。もうそろそろアリアとシェナン・ライル方面が合流するかなぁと勝手に予想してますので、続きも楽しみ。

眠れ、蒼く深き海の底 幻獣降臨譚
本宮ことは/池上紗京
講談社X文庫ホワイトハート(2009.07)
ISBN:978-4-06-286601-9
bk1/amazon