SH@PPLE―しゃっぷる―5 / 竹岡葉月

本の感想, 作者名 た行竹岡葉月

市内の女の子の味方SECでは究極の美少女を決定するための美少女選手権バトルがひらかれることになる。舞姫たちはそれぞれが推す美少女の写真を芝目の作ったプログラムに読み取らせるという戦いを始めるのだが、舞姫の選んだ「美少女」たちはなかなか高得点を獲得できず……(放課後天下無双)

いつもより舞ちゃん成分が多い短編集。舞ちゃんの天然ボケがおいしい……。

しゃっぷるの5巻目は短編集。一話目を読むまで短編集と気付いておらずびっくりしました。後書きにもあるように、それぞれのキャラにスポットライトを当てるために短編集でもあるため、普段は雪国中心に話が進んでいくところをいろんな登場人物が少しずつ活躍し、面白かったです。特に舞ちゃん関係は面白いなぁ。彼女の天然ボケは神の域だと思う。舞ちゃん、会長に嫉妬してますよねしてますよね、とちょっとしたところでニヤリとしてしまいました。

個人的にイチオシというかもう彼女がヒロインだと思うよ、の胡蝶の宮様のとある策略のお話など主要登場人物はそれぞれ見所があって良かったです。生態が若干不明だった舞ちゃん雪国の祖母がちょっとばかしいつもよりたくさん登場されていて、剛毅な方だなぁと思ったり。

SH@PPLE―しゃっぷる―5
竹岡葉月/よう太
富士見ファンタジア文庫(2009.03)
ISBN:978-4-8291-3387-3
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