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花姫恋芝居~恋と正義が姫の道~ / 宇津田晴

花国の末姫・香琴は芸事を愛し、憧れの芝居のような「運命の恋」を夢見ていた。しかし、父王から縁談がまとまりかけていることを知り、「運命の恋」を探すためにお供を引き連れて憧れの「世直しをしつつ運命の恋を見つける」ための家出を決行する。そして、ひとまず向かった先の楽の国で、さっそく香琴は破落戸に絡まれている少女を助けるが……

……け、結構好きだ……。

前作のなんもかんがえずかるーく読めるところが好きだった宇津田さんの新作は、恋に恋する暴走系お姫様がお供(弟とお付きの人と芸事の師匠)を連れて「運命の恋」を探すための世直しの旅に出た先で……というお話。引き続きふかく考えずにどばーっと読んでしまうととても面白かったです。勧善懲悪で読んでて気持ちのいい一冊完結型のハイテンションラブコメ系かと……。

ヒロインがちょっと幼くてみんなの手の内で転がされすぎていてなんだかなぁというのがありましたが、中盤以降のラブコメが凄い転がり方でした(と私は思いました)。こういってほしいなぁというベタな方向にどんどんどんどん加速していくのが面白くてですねぇ。読んでる方+弟達の立場から見るといろいろバレバレなんですが、ヒロインだけが気付いてないというこの状況も面白い。ヒロインの口調が(ヒロインのこだわりから)若干おかしめで、ちょっと変すぎるわ……と思ったんですが、慣れるとどうでも良くなるので違和感感じでも気にしない方が価値だと思います。
対する相手役は、ヒロインがアレなのでいい重しになってちょうどよいかな、と思われるような包容力があるタイプ……?二人の掛け合いが面白かったしナイスコンビ。

世直しの旅はまだまだ続くようなので、続きも楽しみだなぁ……。シリアスに行くとちょっと粗が目立ってしまうタイプの作者さんだと思うので、できればこのラブコメ路線のままでいってほしいかもです。個人的には好きなのでお薦めカテゴリーに分類しておく。

img花姫恋芝居~恋と正義が姫の道~
宇津田晴/山下ナナオ
小学館ルルル文庫(2009.11)
ISBN:978-4-09-452135-1
bk1/amazon

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