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そして花嫁は恋を知る 黄金の大地を潤す姫 / 小田菜摘

才覚不足から妹に嫁入りの順番を飛ばされたブラーナ帝国の第六王女アンナマリアは国内の有力貴族と婚約していたが、その婚約を破棄してまで急遽カストラバ王国に嫁ぐことが決定してしまう。妹よりもやっかいな国に嫁ぐことになったアンナマリアは、対面したその日に夫となるフェラン王の冷徹な姿におびえを隠せず……

前作ヒロインの姉姫が冷酷非道(と思われている)国王様に嫁ぐ話。今回も面白かったー。

穏和でやさしく美しい姫君が冷酷非道という噂の王様に嫁ぐとか、もうなにこの燃える展開!って思ってたら想像以上に燃えました。そしてゴロゴロしましたごちそうさま!私好みのゴロゴロ度ではあったんだけど、全体的に見るとシリーズ中でもかなり糖度は低いんじゃないかなぁと思います。でもこの甘さのかけらもない政治方面に時折差し挟まれるゴロゴロがいいんだ!より際だつんだ!とか思いました。当て馬さんがとても良い仕事をしています。いい当て馬。彼には是非とも幸せになってほしい。

「この子だったらどこでも大丈夫だろう」と先に嫁いだエリスセレナ。そんな妹と自分を比べて自分の至らなさに凹みつつもなんとか役目を果たそうとするアンナマリア。初対面からフェラン王の黒い部分ばかり見てしまい、おそれを感じるものの一歩ずつ近づき、彼を理解しようと心を砕くアンナマリアが良かったです。対するフェランも、彼がその評判を甘んじて受け入れるその理由や、その堂々とした為政者など、正統派ヒーローは良いなぁとほれぼれとしてしまったり。口数が少ないわすごむわとアンナマリアはびびってますが、端々に見えるアンナマリアへの思いやりや優しさがこれまたっ!いいヒーローだ。
確かに嫁入りの順番は逆だったかもしれませんが、前作と合わせて読むとこの順番だからこそお互いに幸せに慣れたんだよなぁと勝手に納得しました。そしてやっぱりこのシリーズは女の人の方がよほど怖いという印象がさらに上塗り。いろいろと、こっわー。

とても好きなシリーズなので(甘さと辛さの具合とか、ヒロインの健気さとか)他のヒロインでの物語も読みたい。アンナマリア達の母親であり初の女性皇帝のお話とかないかな?それとか、名前は出てるんだから期待してもいいかも?と思ってしまうアンナマリアの末の妹(だったかな?現時点で嫁入り適齢期前)とかも期待したいところです。

imgそして花嫁は恋を知る 黄金の大地を潤す姫
小田菜摘/椎名咲月
集英社コバルト文庫(2009.11)
ISBN:978-4-08-601349-9
bk1/amazon

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