- 2009-12-17 (木)
- 作者名 や~わ行・他 | 本の感想
クライマックスに向けてがつんとシリアスモード。
ユリウス、ミナワ、アレクシオ、そしてキオたちのなにげのない幸せな日常が急に終わりを告げた巻でした。1巻目から、ホワホワした雰囲気を持つくせに若干容赦ない展開に持って行くなぁというシリーズでしたが、今回のはさらに輪をかけてシリアスな展開。
歴代の癒し姫が力を失っていったという事実、神殿の裏で張り巡らされる種々の陰謀、そして王都を襲う疫病、謎の力を持つ乙女に折良く現れるかの集団の人ともう全部が全部次の巻には綺麗につながってすがすがしい解決編を!と熱望してしまう程不穏な展開の連続でした。そんな中、シリーズ序盤では陰謀方面から意識的に遠ざけられていたミナワが、正面切って啖呵を切った所は格好良かったです。大好きな人たちのために凛々しくなる女の子は好き好き。
端々に語られるユリウスとミナワの互いを想う気持ちにキュンキュンしたり、アレクシオ父に思わず和んでしまったりと不穏の連続の中にも救いはあったのですが、最後の最後にまさかここで、と続きが気になって仕方がない幕引き。続きも早く読みたいです。
シャーレンブレン物語 ふたりの聖女
柚木空/鳴海ゆき
小学館ルルル文庫(2009.12)
ISBN:978-4-452139-9
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