2009年のお気に入り 適当に10選

つれづれまとめ

2009年にうおっと面白かった本を10冊/シリーズ選びました。

※感想書いた日順に書いてます。
※1作者1選。感想書いてる分だけなので基本少女小説です。というか全部どちらかというと少女系です。
※今回は前回(2008年分)で選んだシリーズは除外してます。
※なんかいろいろ忘れてる気がするんですが、いろいろ適当です。

■ 皆川ゆか – 『運命のタロット』『真・運命のタロット』シリーズ
2009年はついったー・少女小説部の方その他にそそのかされて今は亡き某レーベルの超大作・運タロシリーズを一気読みしました。代表して、最終巻に二冊をば。さすがに圧巻、一気読みできた幸せを噛みしめたシリーズでした。特に最後を○年待ちとか、ほんとうにファンの執念だなぁと思います……。

感想:≪世界≫。 他(多いので省略)

■ 和泉統子 – 姫君返上!
ウィングス文庫の新人さん。常識人があんまり見あたらないドタバタ女装コメディ。お兄ちゃんその他がとてもツボにはまりましたので続きがとても楽しみなんですが……続いてますよね?(基本的にウィングス本誌はノーチェック)

感想:姫君返上!

■ 瑞山いつき – 『マギの魔法使い』シリーズ
夏頃に無事完結したマギシリーズ。序盤は殺伐としたやるかやられるか(違)の緊張感がたまらない作品だったのに、最後の最後でいきなり胸キュンゴロ [1]胸キュン+床ゴロゴロの見事なコンビネーション。つ、使ったで!になってとてもニヤニヤしました。納得の大団円でごちそうさまです。そして新シリーズもなかなかの出足で……楽しみです。

感想:マギの魔法使い 若獅子は片恋中!! / 魔法使いは決断中!

■ 華宮らら – 薔薇の戴冠 クラシカルロマン
宮廷陰謀、ヒロインの成長、いやみったらしい教育係が幼なじみが……ととてもいろいろ注目キーワードが並び立てられる本作、とても面白かったです。宮廷陰謀モノだけでも十分お腹いっぱいなんですがやっぱり花は添えないとね!

感想:薔薇の戴冠 クラシカルロマン

■ 甲斐透 – エフィ姫と婚約者
とてもお久しぶりの甲斐さんの少女小説、期待通りとてもすばらしかったです!俺様王様にしっかり者の王女様という年の差カップルが素敵すぎる。続編とかとても期待したいんですがその気配がなさそうなのが残念。

感想:エフィ姫と婚約者

■ 駒崎優 – 扇舞う
エセ戦国を舞台に繰り広げられる、若様成長物語。どん底から周囲の助けを借りて再起を狙うという某アル戦が好きなのならこれはいける!というそんなお話。おっさんお姉さんお兄さん女の子そして主人公とみんな魅力的です。次の一手がとても気になるところ!

感想:扇舞う

■ 響野夏菜 – 女神の娘の恋歌 暁は伯爵、黄昏は魔王
兄弟モノというジャンルに真っ先につっこみたいくらいの素敵な伯爵兄弟と新人司祭の怪奇モノ。すっごくおいしいところで話が終わってしまっている感があるので、続きが出ないものかと念じている今日この頃です。

感想:女神の娘の恋歌 暁は伯爵、黄昏は魔王

■ 渡瀬桂子 – 少年魔法人形 キスからはじまる契約魔法
年の瀬も押し迫った12月、最後の最後に超大型ツンデレラブコメがっ! [2]ただし、11月には出てましたと鼻息荒くお薦めしたい一冊。ツンデレヒロイン×ツンデレヒーローがここまでおいしいものとは思っていませんでした。もう本当にすばらしいツンデレで……だまされたと思って読んでいただきたい一冊です。詳しくは感想に!(逃げた)

感想:少年魔法人形 キスからはじまる契約魔法

■ 鮎川はぎの – 『横柄巫女と宰相陛下』シリーズ

ルルル文庫の新人さん。鮎川さんと萩野さんというお二人組のおかげかとても刊行スピードが速く、次々読めちゃうすばらしい作品。そしてすばらしいといえば、最初読んだときここまで胸キュン物語になるとは思ってなかったです……。無自覚陛下に謎の病(恋の病)に苦しむ鉄面皮巫女のニヤニヤしてしまうやりとり・心情がすばらしいです。悪役その他のトホホぶりにえいやと目をつぶってしまえるのなら、とてもお薦め。

感想:横柄巫女と伯爵陛下 / ノト、王宮へ行く! / 王宮は秘密だらけ! / 黄金の悲喜劇

■ 喜多みどり – 『光炎のウィザード』シリーズ

わりに最後の方まで気が抜けない展開で本当にみんな大丈夫だろうかとやきもきしてしまいましたが、よかったねぇと頬が緩むエンディングで、読み続けてこれて良かったなぁ、と。師弟愛・家族愛・友達愛といろんな愛が詰まった作品でした。次回作にも期待しています!

感想:光炎のウィザード 魔法学園は年中無休 / 選択は唯一無二 / 運命は千差万別 / 未来は百花繚乱

**** 以下、おまけ。 ****

■ 前回選んだので外れたけど、これは!の作品。
翼の帰る処2 下 ―鏡の中の空― / 妹尾ゆふ子
:ヤエトはどこまで苦労するんでしょうか!

■ 涙をのんで外したけど、これは!の作品。
ペテン師一山400円 / 嬉野君
:気持ちのいいペテンでした。

ヤンキー巫女逢桜伝 / 夕鷺かのう
:気持ちのいいヤンキーでした。

芙蓉千里 / 須賀しのぶ
:すかっとする女傑でした。

身代わり伯爵の告白 / 清家未森
:すばらしい胸キュンゴロでした。

雪迷宮 / 本宮ことは
:静かな中に熱いものがあるラブストーリーでした。

花姫恋芝居~恋と正義が姫の道~ / 宇津田晴
:暴走ヒロインどこへ行く、のラブコメでした。

References

1 胸キュン+床ゴロゴロの見事なコンビネーション。つ、使ったで!
2 ただし、11月には出てました