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身代わり伯爵の誓約 / 清家未森

ギルフォード大公の罠にはまり、記憶を封じられたミレーユとミレーユを救い出すために行動を起こしたリヒャルト。リヒャルトを支持する面々も続々とシアラン宮殿に集い、ついに大公と対決する時を迎える。

これを自宅で読む際は、ひとまず邪魔なモノを全部片付けて床ローリングの準備を万端に整えてから読み始めた方がよいと思います。

シアラン編完結刊。前巻でミレーユの記憶がなくなってしまっている上にフレッドお兄ちゃんまでそんなことに!と気になる要素がてんこ盛りだったのでどう決着をつけるのかなぁと思ってましたが、これ以上にない綺麗な落ち着き方で大満足です。といいますか、ここまでうまくまとまるとは思ってなかった。

なによりアレだったのは、やっぱりニヤニヤゴロゴロ要素が凄かったことですね!いや、ニヤゴロだけじゃなくてクライマックスのシーンとかすっごいかっこよかったんですけど(ミレーユも、リヒャルトも)。リヒャルトが無駄に色気振りまいていてどうしようかと思いました。ミレーユとの一連のやりとりのあれやこれやによくもここまできたもんだ、と思いました。

第五師団の面々の活躍っぷりや団長の男気、そしてロジオン兄妹のナイスツッコミ(ただし、兄は小姑)などの周囲の人物達もとても格好良く面白かったです。そして何よりお兄ちゃん。軽い言動の中に込められた真意に少し切なくなりつつも、やっぱりこのお兄ちゃんはいいなぁと思ったりでした。フレッド、もしかして姪っ子紫の上計画でもしてるんじゃないかと本気で一瞬考えてしまいました。

ラストのシーンの「あそこ」との繋がりにニヤリとしたり、あるべき所にうまく収まった読了後、「これって(あの人関係がなければ)もうこのまま最終巻でも違和感ないな」と思う程度に大団円のグランドフィナーレ(という言葉を使いたいくらいの終わり方)でしたが……果たして続きはどうなるのでしょうか?ちょっと予想がつかないです。

img身代わり伯爵の誓約
清家未森/ねぎしきょうこ
角川ビーンズ文庫(2010.02)
ISBN:978-4-04-452411-1
bk1/amazon

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