今までになく盛り上がりましたね(ニヤニヤ)。
戦国末期(日本史は不得手な私基準)のタイムパラドックスラブストーリーの4冊目。タイムパラドックスとなるととたんにあらすじがかけなくなりますが、なんというか、今回はついに元の時間軸に戻ることになったあこと、あこへの想いを強く自覚した直継のそれぞれの想いが通じあるところがですね、とても少女小説的に盛り上がりました。今まで糖分少なめだったので糖分過多に感じます(笑)。ここに至るまでのそれぞれの感情の揺れ動きも丁寧に描写されていたので、つ、ついにという気分でした。
と主人公周辺はおいておくとして、今回あことにわかコンビを組むことにあった主馬殿の本気がちょっと怖かった。人当たりはよいし普段はちゃらんぽらんとしているものの、一旦敵に回すと徹底的につぶしにかかりそうなタイプで、一番敵にしたくないタイプ。読者としては面白いんで問題ないですが、周りの人は大変そうです。そしてお兄ちゃんが大好きすぎる直孝殿もお兄ちゃんとちょっと近づけたようで、よかったね、と。
もうそろそろ物語も収束に向けて進んで行ってるのかな、という終わりでしたが、ここからどういう風に「あこ」と「直継」がつながっていくのか楽しみです。
佐和山物語 君と別れの口づけを
九月文/久織ちまき
角川ビーンズ文庫(2010.03)
ISBN:978-4-04-454504-8
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