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天涯のパシュルーナ2 / 前田栄

「悪徳貴族」ヒルクィットに「行方不明になった第一王子候補」として担ぎ上げられたトゥラルクは、王都に向かう途中立ち寄った街で「温かい食べ物」を求めてお忍びで街に繰り出していた。そして、お忍び先で必ずといっていいほどトラブルに見舞われるトゥラルクは、ヒルクィットに嫌みを言われながらも、困っている人たちを見捨てておけず、手助けしてしまう。

トゥラルクのツッコミが楽しいです。

「ヒルクィット被害同盟」の筆頭を自負するトゥラクルが腐敗した国に(なぜか)立ち向かってしまうお話第二段。腹に一物も二物もあるヒルクィットの本心が見えないのでどうころぶのかつかめませんが、トゥラルクの本当の出自はどうなんだろうな、と気になって仕方がありません。ようやく王都にたどり着き、他の王子候補ともご対面。他の候補は癖の強い人から常識人まで各種取りそろえてありそうで、いろいろと楽しみです。できれば常識人の彼には引き続き近くにいてほしいな、なんて思ったりしましたが(オアシス的に)、どうなるのかな?
「ヒルクィット同盟」のもう一人の構成員、シェルムの抱えている謎もいきなりばしっと開示されてしまいましたが、よい意味で裏切られました。ヒルクィットのことですからまだまだ彼らをこき使いそうですので、今後のシェルムとその相棒の活躍にも期待していきたいです。

img天涯のパシュルーナ2
前田栄/Thores柴本
新書館ウィングス文庫(2009.12)
ISBN: 978-4-403-54146-9
bk1/amazon

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