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身代わり伯爵の花嫁修業 I 消えた結婚契約書 / 清家未森

無事リヒャルトと婚約したミレーユだが、偽ギルフォードと交わしかけた「結婚契約書」が行方不明だという事実をつきつけられる。花嫁修業の一環として太后から結婚契約書の捜索を命じられたミレーユは、伯爵令嬢としての花嫁修業と第五師団の一員に扮しての結婚契約書捜索作業という二重生活を送ることになる。

だ、だれか塩を、塩分を……!というジャック団長の言葉が雄弁に物語の内容を語っている新章開幕。

シアランでの花嫁修業編。シリアス目立ったシアラン奪回編からはうって変わって、シリーズ序盤のドタバタ感にプラスして、両想いになったが故の「塩分をくれ、胸焼けする」程の床ゴロキュン!なミレーユとリヒャルトとのやりとりが素晴らしい一冊でした。

特に、序盤のリミッターが外れたリヒャルトが凄すぎる。もうあんたどれだけおじいさまの血をひいてるんだ(今巻で明かされるリヒャルト祖父の伝説がちょっと凄い)、と突っ込みたくなる程度の猛攻に、慌てるミレーユ。そしてミレーユもミレーユでド天然な斜め上の反応が面白かったりと(いろんな意味で)息つく間の無い展開でした。リヒャルトとエドゥアルトパパのある「密約」のおかげで少しは自重することになったものの……新婚ごっことかアホすぎる(ほめてる)。そしてその横で無意味にキラキラしていたフレッドがこれまた面白かったです。どこにいてもフレッドはフレッドなんですが、生き生きしすぎだ!セシリアに対するフレッドの想いなんかも吐露されたりと、お兄ちゃんがますます好きになってしまいました。

さて、新章で鍵を握りそうなミレーユの幼なじみのキリルのきつい発言が今後の展開に影を落としそう。しかし、この人、ミレーユが男前すぎるのとフレッドの女装(:一応反転)のおかげで根本的に勘違いしてるんじゃないなぁと推測してみたんですが……どうでしょうか?読みの浅い読者なので大外れする確率が非常に高いんで何ともいえませんが、最後の最後のとあるご令嬢の密かな野望も含めて続きが楽しみだ!

あと、今回一番素晴らしいと思った挿絵は207ページのヴィレンス将軍です。前回のエドゥアルトパパといい、ねぎしさんがいい仕事をしすぎてる……!将軍に惚れたのでまた活躍してほしいです。

img身代わり伯爵の花嫁修業 I 消えた結婚契約書
清家未森/ねぎしきょうこ
角川ビーンズ文庫(2010.06)
ISBN:978-4-04-4524128
bk1/amazon

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