ヴィクトリアン・ローズ・テーラー 恋のドレスと聖夜の迷宮 / 青木祐子

本の感想, 作者名 あ行青木祐子

シャーロックとすれ違って締まったクリスは、パメラの計らいでしばらく街を離れることにする。一方、シャーロックは親友であるビアードにコーネリアの父親への売り込みを頼まれ、モアティエ公爵家のカントリーハウスで行われるクリスマスパーティーに出席する。

アントニー超がんばれ。

クリスとシャーロックのすれ違いと、モアティエ家のお家事情編。
最後のクリスとあの人のやりとりにクリスが強くなったなぁ(でもやっぱり王者の貫禄には、でしたが)とかモアティエ家のドロドロは根が深いなぁとか。
相変わらずどことなく真綿で締め付けられるようなじんわりじっくりの展開の連続です。

そんな中、アントニーに癒されすぎました。
どれだけ癒されたかというと巻末のあきさんのイラストコメントに全て集約されてるんですが(みんな感じることは一緒何だと思わず納得してしまった)。
あとは、アイスクリーム製造器ですね。まさかここまで重要アイテムになるとは思ってもみませんでした。

コーネリアがわりとすきなので、アップル共々いいところに着地してほしいなぁと思いつつ、モアティエ家のどろどろがうまく収まりますように、と思っています。

imgヴィクトリアン・ローズ・テーラー 恋のドレスと聖夜の迷宮
青木祐子/あき
集英社コバルト文庫(2009.12)
ISBN:978-4086013550
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