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花は桜よりも華のごとく / 河合ゆうみ

京の都にやってきた「日輪座」の若太夫・白火は瞬く間に評判の舞手となる。その噂を聞きつけた名門「柚木座」の若太夫・蒼月は、白火を引き抜こうと誘いをかけるが、女人禁制の能の世界で性別を偽り舞っている白火はにべもなくその申し出を断る。白火の実力をみとめた蒼月は、日輪座と柚木座の「立ち会い能」を持ちかけ、白火と蒼月は競演することになる。

男装ですはよいものだ。

第8回角川ビーンズ小説大賞読者賞受賞作品。戦国時代で能で男装で不思議要素ありです!(一文でこの小説を著してみました) ヒロインのお相手の蒼月さんが攻撃のターンに回ってからのベタ甘な部分を読んで、あ、読者賞って思いました。

さて、肝心のお話ですが。能はまーったく分からないんですが[1]分からないなりに楽しめました。舞にかける白火の執念、そして白火と蒼月の舞。文章に少し癖があるかな?と思いましたが、なれればそんなに気にはならず、幻想的な雰囲気が良かったです。ただ、超常現象が物語の根冠にも関わっておりまして、幻想的なお話であるので浮いてはいなかったんですが……個人的にはここまで全面に出さないほうが好みかなぁ、などという思いもあったり(あくまでも個人的な感触ですが)。

自分の意思で男装してる割には女の子女の子してて可愛いけどちょっと物足りないわ!(しかしばれないように四苦八苦している姿は可愛い)とか、ヒロインのかわいさと心意気はよく分かったけど蒼月さんのかっこよさが伊達男くらいしか出てなくてなんだかちょっと残念だ!とか思いながらも個人的には楽しめたので良かったです。
綺麗に終わってるので次はまた違った作品が読みたいな、と思いつつ次作も楽しみです。

img花は桜よりも華のごとく
河合ゆうみ/サカノ景子
角川ビーンズ文庫(2010.08)
bk1/amazon


  1. 学生時代に芸術鑑賞でみたことはあるけど爆睡した。あとはTVでたまーにちらっとみたりだとか…… []

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