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レディ・マリアーヌの秘密 / 宇津田晴

マリアーヌは騎士である叔父に憧れ、そのあたりの騎士よりも騎士らしい凛々しい女性に成長する。しかし、同僚への初恋に玉砕したことをきっかけにマリアーヌは誰よりも女性らしく生きることを決意し、叔父の薦めにしたがい病弱な王女の話し相手として王宮に上がる。過去を捨てて貴族の令嬢として生きようとするマリアーヌだが、なりゆきで王宮に巣くう謎の教団の悪を暴くことを手伝うことになる。

おもしろかったー!これはツボ……!

西洋風の王宮を舞台にした男前の女の子が淑女をめざして奮闘するお話第一段。いままでの宇津田さんの作品のコンセプト「軽く楽しめる物語」は相変わらず健在で(後書き参照)、そして今回もすっごくたのしめました!
騎士として育ったが故に、淑女然としようとしているわりにははしばしに垣間見られるマリアーヌのオトコマエ度に周囲の女性が顔を赤らめる姿とか、女として扱われることになれていないので、女ったらし(という噂の)第二王子ロベルトに甘い言葉をささやかれて思いっきり曲解するマリアーヌに非常にニヤニヤしてしまいました。もう、このロベルトとのやりとりが素晴らしすぎてご飯5杯くらいは軽いです。ラブコメ最高。

序盤から謎の教団がおかしすぎるとか、お祈りの言葉もギャグを超えて意味が分からんとか思ったんですが、もうこのあたりは些細な問題で、ヒロインを取り囲む人々の(ヒロインの勘違い故の)空回りっぷりを主に楽しむお話ではないかと。第二王子はもちろん、お兄ちゃんも親衛隊長もそれぞれが面白いです。王女様も隠し球を持っていそうだし、マリアーヌの執事に至ってはある意味最強の壁みたいなので、今後各人がどうやって執事を乗り越えていくのかが楽しみです。続きも楽しみだ。

imgレディ・マリアーヌの秘密
宇津田晴/高星麻子
小学館ルルル文庫(2010.12)
bk1/amazon

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