金の王と銀の婚約者~神の眠る国の物語~ / 剛しいら

本の感想, 作者名 か行剛しいら

ウラルの逼迫した財政状況から、結婚を一年間延長せざるを得なくなったことをアレンから聞いたパールは落ち込むものの、お妃修業のための時間と気持ちを切り替える。そんな折、諸国を漫遊しているザハードの皇子がウラルを訪れ、パールに一目惚れしてしまう。パールへのアプローチに堪忍袋の緒が切れたアレンは、ゴシュラムで行われる武術大会で決着をつけようと持ちかける。

こどものけんか!

人間くさい神様ウラル神が去ったあとのウラルでの、ツンな王様とツンなお姫様のツンツンデレな外伝第二弾。しばらく出てないみたいなので、これで完結かな?
ウラル神のおかげで少し大人になったパールちゃんがかわいかった!成長するヒロインはいいものだ。
そして、アレンと皇子の喧嘩が、まるで子どもの喧嘩でほほえましく見守ってしまいました。はなっから皇子の負け確定してるんですが、悶々としているアレン様にキュン。
シーナも相変わらず元気そうだし、レディ騎士も相変わらず格好良くて、みんな幸せそうでよかったなぁと思うような素敵な外伝でした。

img金の王と銀の婚約者~神の眠る国の物語~
剛しいら/佐倉汐
B’s-LOG文庫(2009.08)
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