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プリンセスの復讐 / ノーラ・ロバーツ

売れっ子ハリウット女優フィービと彼女を見初めたジャキール国王との間に生まれた王女エイドリアン。その宗教観と価値観の違いから、ジャキール国王はフィービを虐待するが、フィービは命をかけて母娘ふたりっきりでアメリカに逃亡する。そして、アメリカで成長し、母の病の治療のため、生活のためにと凄腕の宝石泥棒「シャドー」として活躍するエイドリアンであったが、父に対する復讐のため、ジャキールの宝である宝石を盗むことを最後の仕事に定めるが……

プリンセスが非常によいツンでございました。

おおむらさんの海外ロマンス小説感想が面白かったので、なんか読んでみようかな、と思って手に取ってみた物語。いわゆるハーレクインです、ロマンスです。
王女様が、宝石泥棒です。プロフェッショナルです。そして彼女を追いかけるのは数年前までは伝説の宝石泥棒で今はインターポールにとらばーゆした捜査官・フィリップ氏です。追う者と追われる者、素敵なロマンスです。設定だけでご飯三杯は(略)。

上下巻で結構ボリュームがあって、しかも上巻の2/3位(約220ページ……ってほとんど文庫一冊分じゃないか)を「エイドリアンがシャドーになるまで」に費やしておりまして、ここの部分がひっじょうに読むのが苦しくて(だって、むかむかするねんもん……)くじけそうになりましたが、宝石泥棒編とエイドリアン=フィリップの共同戦線編がはじまってからはとても面白かったです。特に、フィリップがシャドーの正体に近付いていき、いつばれるかばれないかの手に汗握る具合がスリリングでした。

ロマンス部分もなるほど、ととてもロマンティックで面白かったんですが、個人的にはジャキールで抑圧されている女性達のしたたかさといいますか、強さが良かったですね。最後近くのエイドリアンの親戚との別れの場面は不覚ながら心の涙が流れました。

物語の根本、といいますかパパとママのロマンスからその破綻については、アラブの国に嫁いだ自由主義の国の人の悲劇……なのかな。でもこれって書いてるのアメリカの人だからなぁそんな一方的に悪く言っちゃってとかなんとかかんとか思いますが、宗教関係には全く造形がございませんのでノーコメントで。女優さんも大変だ!

さらっと読みやすく楽しかったので、他の作品もぼちぼち読んでみたいと思います。この世界の大家の作家さんの用なので、読む作品には困ることはなさそうだ……。
えらく昔の作品なので入手困難かもしれませんが、amazon先生ところのマーケットプレイスでは手に入りやすいようなので、読めないこともないと思いますよ!あ、私が読んだのは文庫版にした再刊らしいです。

以上、釣りエントリでした。

imgプリンセスの復讐(上)
ノーラ・ロバーツ
MIRA文庫(2002/07)
bk1/amazon
imgプリンセスの復讐(下)
ノーラ・ロバーツ
MIRA文庫(2002.07)
bk1/amazon

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