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吉原夜伽帳―鬼の見た夢― / ミズサワヒロ

吉原の中見世「雪柳」の伎有・弥太郎は不思議なモノを見る目を持つ。ある日、彼を訪ねてきた仏師から受けた相談から、ある身請けされた遊女の謎の死の真相を探ることとなる。

退廃的でありながらも何となく沈みがちにならない、不思議なお話でした。

81ルルルドラマチック小説賞受賞作品の新人さん。江戸時代の吉原を舞台に、吉原で暮らす男が友人の超有名浮世絵師を相棒(?)に、とある事件の真相にたどり着くお話。この人、本当に新人さん?と思ってしまうほど達者な筆運びで、物語の雰囲気も出ていて、面白かったです。が、グロイの苦手なので許容範囲はこのあたりまで![1] 舞台が吉原で、起きてる事件が悲惨だし、暗さ一辺倒のお話かと思えばちょっと和んでしまう描写も随所随所に見られ、個人的にはこのくらいの和ませ方も好きなので、物語の雰囲気は総じて好きです。

弥太郎のバックヤードがきちんと語りきられていないので、これで終わるのはもったいないかなぁと思ってしまいます。禿の末葉ちゃんのツンデレっぷりはかわいいし、八重垣さんもいい味出しているしでできれば続きも読んでみたいなぁと思っています。

img原夜伽帳―鬼の見た夢―
ミズサワヒロ/カズアキ
小学館ルルル文庫(2011.06)
bk1/amazon


  1. グロさの私の許容範囲は非常に狭い []

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