フォーチュン・オブ・ウィッカ4 タロットは真実をうつす / 月本ナシオ

本の感想, 作者名 た行月本ナシオ

アイリたち対策室の一行は、因縁の地・ミッドパレスを訪れる。滞在先となったのはハイヅカの実家だが、ハイヅカの存在はまるでないように扱われることにアイリは疑問を感じる。そして、ミッドパレスの守護物調査中に、ハイヅカと離れたアイリは、コゲツの罠にかかりダリウスらとともに捕らわれてしまう。

ハイヅカ……罪作りな……。

超幸運体質のアイリと超不幸体質のハイヅカのバディモノ第4巻。前巻で呪いを解くためにあれやこれやとあったために、アイリがハイヅカのことを意識しまくっている姿が、かわいすぎて、かわいすぎて、もう!そりゃハイヅカも理性総動員するわ、がんばれハイヅカ。という一方で、なんか普通に仕掛けてる気もするけど(笑)。ハイヅカとサイクスさんの会話は面白かったですが、サイクスさんの印象が変わってしまいました!

さて、物語も佳境に入り、ミッドパレスで起きた『落日の礼拝』やそれに関係するらしい「ウィッカの予言」、そしてアイリの親世代の因縁など徐々にあかされてきて、さらにアイリ以外の対策室のあの人までがどうもかなり大きな役割を負っているらしく、いろいろと目が離せません。あ、あと。お兄ちゃんが好きな弟はいいものだ。

imgフォーチュン・オブ・ウィッカ4 タロットは真実をうつす
月本ナシオ/薄葉カゲロー
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