シスター・ブラックシープIV エデンの嘘 / 喜多みどり

本の感想, 作者名 か行喜多みどり

悪魔憑きのが続出する事件が勃発し、コンスタンティンは善行をつむべく黒羊として調査を開始する。その調査の中、ユリエルの思い切った罠にかかってしまう。なんとか逃げ延びたコンスタンティンは、ヒースの元に逃げ込むが、同じ頃ユリエルに異端の疑いがかけられてしまう。

遅れを取っていたように思う悪魔がここに来てスパートを!

男装少女と悪魔と司祭の三角関係ファンタジーの4冊目。どうやら次巻で完結らしく、大変盛り上がって参りました。ついにユリエルが!悪魔もここに来てコンスタンティンへの「愛」に目覚め!そしてコンスタンティンの選択は!と盛りだくさんでした。

ユリエルも悪魔も見せ場があって、それぞれ少女小説的にいいなぁおいしいなぁと大変満足だったんですが、今回一番オトコマエだったのは確実にエリカ。エリカのオトコマエぶりには本当に惚れそうになります。

コンスタンティンを巡る恋模様以外にも、グロリア様がどう動かれるか、エリカはやっぱりオトコマエなのかなどと楽しみなところがたくさんあるので最終巻を心待ちにしています。

imgシスター・ブラックシープIV エデンの嘘
喜多みどり/桐矢隆
角川ビーンズ文庫(2011.07)
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