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レッド・アドミラル 宿命は絆を試す / 栗原ちひろ

海賊としてジュレマイヤに捕らわれた、処刑されることになったランセを救おうと、ロディアはレーン号の仲間たちと共に処刑当日に騒ぎを起こす。大混乱の中ランセと合流できたのはいいものの、その混乱の最中にランセにとりついている旧神ミラがランセの体を乗っ取ってしまう。ランセを、そして世界を救うためにロディアはなんとしても本国に戻ろうとするが……

これがあのレッド・アドミラルか!というくらいラブかったです(ごちそうさまでした)。

おっとこまえの士官(但し女性)と妙に適当に見えて妙にかっこいい「死んだはず」の英雄、そしてその仲間たちの繰り広げる海洋ロマン、シリーズ5巻目にして最終巻。
ロディア様は相変わらず麗しくて素晴らしい男装の麗人だったんですが、今回はそれ以上にランセとの、そしてランセへの熱い思いが非常に乙女で素晴らしかったです。やればできるじゃないですか……ランセもロディアも(笑)。よく考えてみれば、序盤からお互いにお互いのことしか考えてないという恋は盲目モードで非常に楽しかったです。

恋は盲目といいながらも、ロディアのオトコマエっぷりは最後まで健在でした。いつもロディアかっこいいなぁと思ってたんですが、今回特に、クライマックスのロディアの独白に大変しびれました。

心よ、萎えるな。指よ、震えるな。背を伸ばせ。剣を握ろう。
私はロディア・アルバラード。
剣を持つ者。守られる者ではなく、愛する者を守る者。

レッド・アドミラル 宿命は絆を試す  P.204

とまあ最後の最後の、本当に崖っぷちの最後まで非常にかっこよく、そして凛々しく。

ランセを取りもどしてからのこのふたりのやりとりもとても好きで、エピローグの部分も非常に素敵でした。特に、その後のみんなの様子が語られるところはいいなぁ(後日談大好き)。感無量!の最終巻で良かったです。個人的な希望を言えば、本編終了後の仲間たちの短編が読みたいですので、雑誌とかで短編があれば飛びつきますがどうですかね!

最後の方は栗原さんらしく不思議方面の比重がだいぶ高くなっていましたが、少女小説には珍しい帆船モノ。とっても楽しく読ませていただきました。

imgレッド・アドミラル 宿命は絆を試す
栗原ちひろ/榊空也
角川ビーンズ文庫(2011.09)
bk1/amazon

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