姫さま、恋愛禁止です!~旦那さまと呪いのウサ耳~ / 響野夏菜

本の感想, 作者名 は行響野夏菜

とある理由からいちゃいちゃを禁止されているアリーとリオハルトの新婚夫婦は、お目付け役の目を盗んでの地道にいちゃいちゃしていたが、とあるいたずらが原因でリオハルトが「ウサ耳付きの仮面」をかぶってしまい、外せなくなってしまう。なんとかしてリオハルトから仮面を取ろうとする一同だが、その仮面は呪われているらしく、なかなか解決法が見つからない。その上、仮面は勝手に「喋る」というオプション付きで…

あーもうばかっぷるばかっぷる。

いちゃいちゃカップルが許された範囲でどこまでいちゃいちゃするのか、の限界に挑んでいるようにしか思えないシリーズ第2巻。
ちょっとしたいたずらで不思議な仮面が取れなくなったダンナのおかげで、周りが四苦八苦するお話。仮面をつけたことによる、仮面の「しゃべる」というオプションの秘密がなかなか面白くて、そのからくりを知らされたあとにちょっと前の発言を読んでみると、なるほど!とにやっとしてしまいました。

リオハルトはかっこいいはずなのになんやかんやと残念なヒーローで、残念と言えば一番の残念賞はじいかなぁ、今回。あとがきがひどい(愛ですよね、愛)。

img姫さま、恋愛禁止です!~旦那さまと呪いのウサ耳~
響野夏菜/旭炬
ビーズログ文庫(2011.11)
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