「家族」の物語でした。
呪われた五人の皇子さまと、植物を成長させる不思議な力をもつ女の子のお話の4冊目にして最終巻。長男の善とカナンの恋物語を軸に、ちょっと逆ハーレム状態だけど最後は二人でゴールイン!というお話かと思っていたんですが、最後は皇帝一家の「家族」の物語でした。
いろいろとオブラートに包みつつ、「呪い」の真相のあたりはドロドロしていそうだ殺るか殺られるかの世界だ!と戦々恐々としていたんですが、お母さんたちの「本音」が出だしてからは結構大変で崖っぷちの状況なのに妙に和んでしまいました。夜星母さん、ワイルドだなぁ。
途中まで、カラーピンナップは「殺伐としているからこれくらいは和ましてあげよう」というファンサービスかと思っていたんですが、そんなことなくてよかったです。
呪いのお陰で実母とほとんど触れ合ったことのない各皇子たちの母親との邂逅が、これまた!ベタですが律さん母息子の組み合わせが一番好きです。
パンダ仮面とか天然タラシの律くんとか、カナンと善のじれじれっぷりとか、パヒュームと啓くんのこのツンデレめ!という関係とかいろいろ最後までとても楽しめましたが、が。カナンさん、もうちょっと怒っても良かったと思うよー!
はなあそぶ~淵国五皇子伝~ / 古戸マチコ
古戸マチコ/鳴海ゆき
一迅社アイリス文庫(2011.12)
【bk1/amazon】
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