銀の竜騎士団 薔薇香る夜のウサギの告白 / 九月文

本の感想, 作者名 か行九月文

身分を隠して黒竜隊で修行中のシェーラは、スメラギと両思いになれたのはいいものの、まだ自分が王女シエラであることを告げられずにいた。16歳の誕生日に王女としてお披露目を迎えることになっているため、タイムリミットはあと数日。ようやくやってきた二人っきりのお出かけで、なんとか自分の口からスメラギに真実を告げようとするルーシェだが、せっかくいい雰囲気になったところにグリフォン関係のトラブルに巻き込まれてしまう。

ルーシェがまるでナウシ……いやいやまあそんな感じで。

あんまりメガネ割ってやる!と思わなかったシリーズ四巻目。さすがに(ある一定分野に関して)鈍い隊長もようやく気づいたよ、というお話でした。今回もいろいろとムフフと楽しく、そしてルーシェとスメラギの心の中が語られる部分が非常にツボでした。お互いの存在が少しずつ大きくなっていっている様子が伺われて、こういうの大好きなので堪能しました!王女モードの凛としたルーシェもかっこ良くて、こちらも美味しくいただきました。

最後の最後の三人目の皇子様のアレコレを始めとし、スメラギさんとルーシェの恋路が前途多難すぎますが、続きも非常に楽しみです。今のところは全てシリスの手のひらの上なので、シリスの裏をかくような事をルーシェとスメラギさんでやってほしいなぁとか何とか思いながら。

img銀の竜騎士団 薔薇香る夜のウサギの告白
九月文/明咲トウル
角川ビーンズ文庫(2012.05)
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