双界幻幽伝 初恋は永遠不滅! / 木村千世

本の感想, 作者名 か行木村千世

「朧月の能力の謎を知りたければ、昏星に来い」という張宝からの挑戦をうけ、朧月と蒼刻は閉ざされた街である昏星に「子宝祈願に来た新婚夫婦」という設定で乗り込む。年に一度の祭を前に一種異様な雰囲気につつまれている昏星では、どこの街でもみることのできる幽鬼が見かけられてないという状況に朧月は違和感を感じる。

なんでこれでお付き合いしてないのかなぁ(にや)。

シリーズ5冊目。朧月の能力の謎を知るため、そして黄巾党の陰謀を暴くために張宝の挑発に乗った蒼刻と朧月のドキドキ☆潜入大作戦(設定は新婚夫婦)でした。蒼刻が(演技とはいえ)しれっと「俺の嫁」と朧月を甘やかしているのところなど、非常にニヤニヤしました。いいぞもっとやれー、とは今回はいいません。もう糖度過多だよ!なんでこれで付き合ってないんですか!蒼刻さんの理性が試されまくっていて、朧月ちゃんの恐ろしさを思い知りました。
あと、表紙のおいちゃんが面白いことに今気づいたり。このシリーズの表紙は本当に面白いなぁ。

今回は(大人の事情で分冊にしたのかな、と邪推していますが)わりと軽めで導入部分のみ。10月にでるという続きが楽しみです。

双界幻幽伝 初恋は永遠不滅!
木村千世/くまの柚子
ビーズログ文庫(2012.07)
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