貴族探偵エドワード 銀の瞳が映すもの / 椹野道流

本の感想, 作者名 は行椹野道流

金持ち貴族の三男坊のエドワードは、パブリック・スクール卒業後、趣味が高じて私立探偵を開業する。最初の依頼として、母校を最近騒がしているという幽霊騒ぎの解決を依頼されたエドワードは、守役のシーヴァとともに捜査に乗り出す。

おつきの青年、いいな!

ビーンズ文庫のだいぶ前のヒットシリーズを読んで見ることにしました。有閑貴族のエドワードが、その洞察力を武器に難事件に挑んでいく……というシリーズ。どうやらちょっと不思議系の事件を解決していく事になりそうなんですが、怖いのが苦手な私でも特に苦もなく読めました。

何はともあれ、エドワードの育ちのよいおっとりとした、それでいて正義感の強いところがわりと面白いですね。読んでいて気持ちがいい。そしてエドワードの守役のシーヴァの好青年ぶりに私の視線は釘付けです。いいわぁ、こういう「おぼっちゃまが生まれてからずっと付き添ってます!おぼっちゃま命!」という好青年に飢えておりました……(笑)。他にも子犬みたいな可愛い子がいるなぁと思ったらどうやら次回以降も活躍が期待できるようだし。

続きもぼちぼち。

貴族探偵エドワード 銀の瞳が映すもの
椹野道流/ひだかなみ
角川ビーンズ文庫(2005.11)
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