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英国マザーグース物語 聖夜に捧ぐ鎮魂歌 / 久賀理世

ジュリアンの目的とその職責を知ったセシルは、ジュリアンがセシルに語る言葉がすべて信じられなくなってしまう。新聞社での二人のコンビもジュリアンが「一身上の都合」で退社したことにより解消され、セシルは一人で記者を続ける。そんなセシル達アッシュフォードきょうだいの元に、王室主催のクリスマスパーティーの招待状が届けられる。

うわ、切なっ!そしてまた凶悪な引きで!

英国マザーグースのラスト連続刊行1冊目の本巻、前巻が衝撃の告白で終わっていてどうやってここを収拾させるのか!と思っていたんですが、収拾せず事態は悪化して次の事件に突入してしまいました。ジュリアンの想い、セシルの想い、そしてダニエルの想いそれぞれが読んでいて辛かったなぁ。読者からするとジュリアンのセシルへの想いは本物だってわかるだけに、セシルの拒絶が切なすぎる。
そんな切なさマックスでのクリストファーからの挑戦がこれまた痛いところをついてくるもので。セシルに降りかかったトラブルから救うために小芝居をうったジュリアンとセシル、この「お芝居」がこれまた読んでいて切ない。かっこいいんだけど!憂いを含んだジュリアンは2割増くらいでかっこいいんだけど!
セシルとジュリアンの和気藹々としたコンビネーションが見られない中、アッシュフォードきょうだいのやりとりがちょっと多かったのだけが救いかなぁ。アメリアさんとセシルの女の子の友情もほっと一安心の一コマでした。

そして今回も前回以上に凶悪な「次巻に続く」攻勢だったので、これは連続して読まないと気が休まる隙がないという非常に読者泣かせの展開ですので、続きもすぐに読んでしまいたい所存です。

英国マザーグース物語 聖夜に捧ぐ鎮魂歌
久賀理世/あき
集英社コバルト文庫(2013.06)
amazon/honto

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