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世界最後の魔法使いの最後の恋 / 瑞山いつき

翼猫の魔力を利用して「言葉」をとどける再生屋のサラは、空から落ちてきた不思議な少女の言葉を届けるために、国で最後の魔法使いウィアード(だいたい200歳くらい)の元に向かう。サラの前に洗わたウィザードは、サラの予想に反して非常に若々しい外見をしており、「魔法の研究をするため」に若返ったという。謎の少女の言葉を伝えたサラは、この件に対処するために王城に向かうウィザードとともに首都に向かう。

素直になれないお嬢さんは良いものです。

よく考えたら200歳差という大層歳の差カップルの「偉大な魔法使い」と「駆け出し再生屋の女の子」の、ドラマティックなラブストーリー。そ、そうか、これがギャップ萌えか……と思いました。ウィアードさんが年の功の余裕というかなんというかがある割に、小動物(今回の場合は、サラの相棒である翼猫のミルク)にメロメロなのがかわいい。200歳過ぎてるのに、かわいい。あとは、サラちゃんの虚勢を張っている姿というか、「仕事を好きになれない」といっているけどまじめに取り組んでいる姿というか、そうだ、これはツンデレ!(ツン分はそんなに強くない)という可愛さも良いものでした。

さやあてと言いますか、当て馬ポジションのサラの同僚のジュダスくんは最初は好青年だったのにだんだん株を落としていって最後はストップ安(笑)。ウィアードさんがいなければ、十分ヒーローポジションだったのになぁ(それだと話が変わる)。陰謀面といいますか、暗躍面がいまいちすかっとしなかったり、ウィアードとサラの恋物語が実質数日で成就してしまったりと(いやでも、ウィアードの200年と対比して、数日での恋が本当のそして最後の恋というところあたりが面白いんだけど)、えらく展開早くて、前後編くらいで読んでみたいなぁ、と思ってしまったお話でした。

世界最後の魔法使いの最後の恋
瑞山いつき/天野ちぎり
一迅社アイリス文庫(2013.07)
amazon/honto

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