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大公様の花嫁さがし(全三巻) / ひずき優

困窮にあえぐ北の田舎・ペルナウのアンフェルト伯爵令嬢リゼットは、里帰りした義兄ユリウスからジークハルト大公が執り行うという花嫁探しへの招待状を入手する。冬を乗り切るためにと、領民たちと王都カナウスに向かったリゼットだが、ジークハルトは人嫌いかつ冷徹な大公として恐れられていて……

ドタバタ嫁取り物語、面白かった!

私はどうしてこれを積んでいたんだろう……と思うくらい面白かった「大公様の花嫁さがし」シリーズ全3巻を一気読みいたしました。積んでいた過去の自分を問い詰めたい一方で、一気に読めてそれはそれで面白かったので結果オーライかなぁとも思わなくはないですが。それはさておき、元気で真っ直ぐな伯爵令嬢が、その生い立ちと置かれた環境から性格がひん曲がってしまった大公様と結婚するまでの紆余曲折を描いたお話で、とても面白かったです。これぞ少女小説っ!という甘さと、いい具合の陰謀と、そして味のある脇役たちが良い塩梅でした。

1巻では取り扱いの面倒くさい大公の懐にリゼットが潜り込み、そして2巻では大公の面倒くささがパワーアップするとともにライバル役のいかにもあやしいご令嬢と一騎打ち、最終巻では公国にやってきた(大公とは違う意味で)取り扱いの面倒くさい皇女様(の周囲)がもたらす事件と二人の結婚許可書を入手するまでを描いたお話で、きれいにまとまっているなぁ、とニヤニヤしながら読んでおりました。色んな意味で女の子が「強くて」「たくましい」ので、読んでいて爽快です(笑)。あとは、お兄ちゃんですね。1巻読んだときは(騙されやすい読者なので)本当にどうなるのかなぁと心配しながらだったんですが、2巻以降で遺憾なく発揮される「いい性格」が、こちらも楽しかったです。

恋を知らないリゼットがジークハルトへの対応にわたわたしながらも成長していく姿、そしてリゼットに影響を受けてだんだん軟化していくジークハルト、この二人のやりとりもいいものだったなぁ。全3巻とお手頃にまとまっておりますし、割と最近のお話なので入手もしやすいしということで、お勧めです。

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