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おこぼれ姫と円卓の騎士 皇帝の誕生 / 石田リンネ

キルフ帝国の帝位争いに巻き込まれ、次期皇帝候補の一人で行方不明だったアルトールに乗り移っているらしい「誰か」に囚われたレティ。レティの持つ「力」を知るその者は、レティの力を利用ようとしていた。キルフに残っていたデュークとアストリッドは、旧知のキルフの将軍ワレリーの力を借りてレティの救出を画策する。

デュークとアストリッドが頑張るお話。

キルフ帝国の各種ゴタゴタ、決着編。今回はレティはだいたい捕まっているので、レティの冴え渡る頭脳ですきっとすかっと!という展開ではなく、デュークとアストリッドがあの手この手でレティの救出と、アストールを乗っ取っている「誰か」の陰謀を阻止しようするお話で面白かったです。「誰か」の陰謀はそっち方面かー、と素直に感心し、そしてそれを見事に収めたレティの騎士たちのチームプレイにこれまた感心し、そして、この件の当事者とその腹心の顛末に、え、そっちなんだーとこれまた感心した次第です。いい意味で裏切られたような。この件を収めた前回からに引き続きのヒロインポジションのアナスタシア皇女が成長していく姿がかっこよかったなぁ、こういう女の子が頑張るお話はいいなぁと、何かを噛み締めながら読んでおりました。いいなぁ。

このお話、いろいろと私のツボにいちいちひっかかって大好きなのですが、その中の一つに登場人物たちの軽快なやりとりがありまして。今回お気に入りなのは、掴みどころはないものの今のところ「味方」のヴィクトル王子の一言、「君、王子の馬術能力を過大評価し過ぎだ!」(P162)でしょうかね……。嘆いてた割には王子様頑張ってましたが(笑) あとは、ほっとんど出番がないのに、今回は最後3ページしか出番がないのに笑いを提供してくれた前回のヒロイン・ノーザルツ公のよく考えれば衝撃の一言。これ、城内でやっちゃったらまたあの諡に近づく(笑)。

そして、特記すべきはやっぱりデュークさん。ちょっと油断したなデュークめ!とにやにやほくそ笑みながら続きを待ちたいと思います。今一番続きが気になるシリーズなので次も楽しみにしています。

おこぼれ姫と円卓の騎士 皇帝の誕生
石田リンネ/起家一子
ビーズログ文庫(2013.09)
amazon/honto

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