最悪のプロポーズ、されました!花竜の王女と緑竜の騎士団 / 渡海菜穂

本の感想, 作者名 や~わ行・他渡海奈穂

リカリプス公国の王女リナは花竜を倒すことのできる花婿探しに来たが、候補となりそうな騎士たちは癖の強いものたちばかりだった。騎士隊対抗の模擬戦が近づき、精鋭部隊の打倒に燃えるリナ達の隊は、リナに鍛えられた成果もあり周囲が驚くほどの快進撃を続ける。

やっぱりあの人かー(最悪のプロポーズ)。

婿さがしのために身分を隠して騎士団に潜り込んだ武闘派王女様のお話2冊目。サブタイトルの「最悪のプロポーズ」をするのは、あの人しかいないなぁ、と思っていたらやっぱりあの人でした。期待を裏切らない展開ですごく楽しかったです。情緒もなにもあったもんじゃないな!(褒めてる)そして王道展開ながらも、落ちこぼれのボンボン達が快進撃を続けていくところは燃えましたねぇ。リナの魔法という反則技(通常の魔法使いと違って、一人で複数種使えるという反則)もありますが、それでもやはり青春ていいな!と思う展開は大好きです。

お話は模擬戦と、あとはリナ本人も気付いていない秘密について。リナが昔出会ったというあの子は誰なのかなー、花婿候補と関係あると思うんだけどなぁ、とどういう風に話が展開していくのか読めないので、続きも楽しみです。

最悪のプロポーズ、されました!花竜の王女と緑竜の騎士団
渡海菜穂/山下ナナオ
フィリア文庫(2013.10)
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