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宝塚-花組 / 「ラスト・タイクーン」「宝塚夢眩」

花組の蘭寿さん退団公演を観てきました。
退団仕様のアレコレにちょっとほろりとしつつ、最後まで格好よくて素敵でしたー。

■ラスト・タイクーン
フィッツジェラルド原作の有名な作品の舞台化。ハリウッドを舞台にやり手のプロデューサーが労使問題に巻き込まれつつ、事故でなくした妻にそっくりの女性に惹かれていくお話。

原作を読んでいないので、どう展開していくのかなーと話の転がり方を純粋に楽しんでいました。まさか!あの人が!黒幕的な人だっただなんて!と、簡単に驚くちょろい観客です。話の筋自体は面白いしかっこいいしさすがだなぁと思うんですが、私はどうもフィッツジェラルドの物語が苦手らしく、この話も私の守備範囲じゃないなぁ、と思っております。どこがどう苦手かはなかなか言葉にするのは難しいんですけどねー[1]。脚本家として引っ張り込まれたけど映画なんてなーと言ってるイギリス人作家が映画にころっと転んでいるところなんかは楽しかったのですが。
話は苦手でも蘭寿さんモンローさんがとにかくかっこよくて、さすがだなぁと思いました。映画を作ることの情熱、そして映画を作るために一切の妥協を許さないところを崩さないモンローがとてもかっこいい。一方で、死んだ奥さんそっくりの女性を見かけてえらい勢いでせまっていくモンローさんがちょっと怖い(笑)。
セシリアお嬢さんが「労働問題を勉強しているの」とか言い出した時点でなんか面倒臭いことになりそうだなーと思っていたら面倒くさいことになりましたね。うーん、赤い方面が絡んじゃうと急にきな臭くなちゃってちょっと苦手。しかも、あのラスボス感漂わす赤い人が本当に怖くて、役者さんこわっとおののいておりました。

最後の方は退団仕様なのか、白スーツでかっこいい蘭寿さんの独白がこれまたかっこ良くて。話は苦手とかいいながらこのシーンには思わずうるっときてしまいました。苦手なのとかっこいいのとはまた別腹ですよたぶん。

■宝塚夢眩
開演直前に現れる「宝 塚 夢 眩」の四文字にいったいどんなとんでもショーなんだ!とおののいていたら、割と普通の楽しいショーでしたね。限りなく戦隊物のショーにしか聞こえない主題歌なんか、非常にワタシ好みです。「愛の剣」とかわけわかんないわ!アニソンだわ!と思っていたらこれが終盤の伏線になっているという、一度見ただけで伏線に気づくなんて、私この演出家さんとフィーリングが会うのかしら……(宝塚の演出家さんを大きく分けで二分すると、(ジャンルは違えど)確実にコッチ方面だとは思う(あとは小柳さんもコッチ方面))。
若干中二臭いモノは感じましたが、平穏無事に楽しいショーだなぁと思える展開で最後まで行くのかなぁ、と思ったら、やっぱりアニソンきた![2]ということで、水樹さんとT.M.さんのデュエット曲のPreserved Rosesががっつりきました。これは心拍数上がるわぁ(笑)。
最後の最後の正統派男役燕尾服の群舞がすっごくかっこよくて、ああこれは退団公演なんだなぁ、もう最後なんだなぁとおもうとこれまたほろり。やっぱり男役の群舞は燕尾服が一番かっこいいと思います。


  1. とはいっても、あと知ってる話といえば華麗なるギャツビーくらいなのでこの二つで苦手と言ってしまうのはどうかとも思いますが []
  2. このまえの霧矢さんの退団公演では「エヴァの集結の園へ」と「魂のルフラン」がきた []

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