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炎の発明家の秘密の恋 / 宇津田晴

その天才的な頭脳を故郷で持て余され、イデア学園の入学試験を受けるための候補生としてイデア学院に放り込まれたミーランそこでも図書館に引きこもっていたが、彼女を特別視しない医者志望のオットーに助けられる。とあるトラブルから問題児ばかりを集めた屋根裏部屋に移されたミーランとオットーは、そこで変わった、しかし頼りがいのある仲間と出会う。

面白かった!けれども、ひみつ、とは。

「王の守護者の秘密の婚約」のスピンオフで前作のヒロインの「学生」時代の仲間のお話を描いた作品。どこが秘密だバレバレというかもうアツアツすぎて付け入るすきがないんですが!と思ったのですが、いま前作のタイトルを調べて今理解しました。これは「秘密」シリーズなのね……。

とそのあたりはさておき。もう少女小説ったら!と読みながら赤面してしまう展開の数々が素晴らしかったです。揺れて、そして成長するミーランに彼女を優しく見守りうっかりお兄ちゃんポジションから始めてしまっために苦悩するオットー。おいしい、この組み合わせは美味しすぎる。そして久しぶりにひねくてもおらず、ツンデレでもあらず、オコサマでもあらずの正統派の「お兄ちゃんヒーロー」を読んだような気がします。このお兄ちゃん気質ならそりゃ甘やかす。全力で甘やかす。
その他の「屋根裏部屋」のメンバーもなんのかんのと良い仲間で、オットーとミーランの様子にニヤニヤしているのがすごく楽しかったです。
宇津田さんの安心して読めるラブコメかくありき、というような素敵なお話だったので、是非他の屋根裏部屋メンバーの「秘密の」お話も読んでみたいなぁ、とほのかに期待しています。

炎の発明家の秘密の恋
宇津田晴/高星麻子
小学館ルルル文庫(2014.03)
amazon/honto

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