キスと帝国 漂流王女ヴァージニア・ナイトの結婚 / 松田志乃ぶ

本の感想, 作者名 ま行松田志乃ぶ

姉王に命を狙われ、身分を隠して各国を漂流するアルビオンの第二王女ヴァージニアは、バレンディア王国の片田舎でつかの間の平和な潜伏生活を満喫していた。そんな彼女の前に、ある日バレンディア王カルロス三世が現れ、ヴァージニアに求婚をする。

ヴァージニアの物おじしないところが面白かったです。

イギリスやらイベリア半島やらなんかがモチーフになっている、王女様と王様の結婚物語。王女様の姉の思惑や政治的な駆け引きやらがスパイスになりつつ、徐々に甘い関係になっていくところがなんともコバルト文庫らしいね!と思える作品。松田さんの作品は、キャッキャウフフしているところが若干苦手な時もあるのですが、これは苦手なところまではいかなくて、なんともいいですね、というレベルだったので楽しめました。

犬と猫が地味に良い働きをしていたり、悪役がどことなく憎めないところがあったり、お互いの家族がいろいろたいへんだよねぇ、というところが面白かったりで楽しい物語でした。一冊完結といえば一冊完結ですが、続きもでるかな、というような締めくくりでもありましたので続きが出たら読みたいなぁ。

キスと帝国 漂流王女ヴァージニア・ナイトの結婚
松田志乃ぶ/カスカベアキラ
集英社コバルト文庫(2014.06)
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