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ギデオンの恋人 / 石和仙衣

裕福な上流階級の令嬢メリッサは、休暇で滞在した伯父の屋敷で見物したサーカスに魅了され、そこでサーカス団員で綱渡りの青年リンドウと、その相棒で人語を解するライオン・ギデオンに出会う。ふたりに会うために毎年伯父の屋敷を訪れていたメリッサは、やがてリンドウとギデオンの秘密を知るが、メリッサの幸せを願うリンドウは……

よいラブストーリーでした。

2011年に刊行された、ホワイトハートの少女小説部門の作品。ホワイトハートに対するアンテナの感度がだいぶ低くなっているので最近あまり読んでないのですが、これは前々からいいものだよー、という感想をちらほら拝見してて、脳内積読リストに常時リストアップされていたものをようやく読みました。たしかに、これは、珠玉のラブストーリー!
第一次世界大戦前後のイギリスをモチーフにしたアンゲリア王国で、ちょっと不思議な魔法が近くに、でも少しずつ遠くなっている世界を舞台にした物語で、現在と過去とそのまた過去が順繰りに語られ、徐々に物語のからくりが明かされていくのですが、この一つ一つがつながっていくところがすごい、と。ギデオンの秘密とリンドウの秘密は切なくやるせなく、そしてメリッサの選んだ道は果てしないもので、最後どうなるんだろう、とドキドキしながら読んでしまいました。もうここまで来るときれいにまとまるのは無理じゃないかと思うところまでいったところで、なんだかきれいに終わってしまってなるほどなぁと感心しつつも、あれはいろいろ反則だ!(ラストのああいう演出に弱い)とほっこりしながら読了しました。

ということでとてもおすすめです。他のも読もう。

ギデオンの恋人
石和仙衣/弥南せいら
講談社X文庫ホワイトハート(2011.02)
amazon/honto/BOOKWALKER

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