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レディ・スカーレット 令嬢の危険な恋人 / 彩本和希

水の都ウェルベナの総督の娘として勤めを果たしていたアルディアだが、総督である父が急死、そして父が存命中国王に対する裏切り行為を働いていたとしてアルディア自身も使用人に身を落とすことになる。新しい総督の令嬢で友人のサルヴァの侍女をしながら、父の潔白の証拠を探すアルディアに、4年前に出会った青年クロムが彼女を助けると申し出てくるが……

ちょこっと陰謀もの+ちょこっと不思議な少女小説、大層好みでございました。

地味に彩本さんの既刊本を読もうフェアをひとりで開催しておりまして、その一環で読みました。ヴェニスのような自治都市を舞台に繰り広げられる、没落した令嬢の奮闘物語。これがなんというか大方のところでワタシ好みのアレコレが詰まっており、大層楽しく読んでおりました。何か凄くツボな所があれば絶賛モードに入るのは否定しませんが、それを置いておいてもちょこっと陰謀もの少女小説は大好きです!

アルディアの芯が強く健気なところが良かったなぁ。自分でなんとかして真相をつかみとろうとしてはいるもののそれほど大暴走するでもなく周りの助けも借りて自分のやれることをやっていくところが気持ちよかった。そして、クロムの正体はそこそこのところで読者にはバレバレなんですが、バレてるからの面白さというものもあり。アルディアになかなか取り合ってもらえず、側近殿が嬉々としてお膳立てしてるのも楽しかったです。楽しいといえば、アルディアの超有能侍女のエレオラさんも素敵だった。いいわ、こういうパワーバランス崩しかねない人(笑)。

いい意味であっと驚くような女の子の友情ってわかりにくいよね、というところもあり、そしてクロムさんはいつ報われるんだろうかという微笑ましく見守りたくなる要素もありで、楽しかったです。こういうお話好きなので、またコバルトでたくさん出てくれたらいいんだけどなぁ(といいつつ、これを三年前に買わなかった私も悪い)

レディ・スカーレット 令嬢の危険な恋人
彩本和希/梶山ミカ
集英社コバルト文庫(2011.09)
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